授業コード | 31003300 | クラス | |
科目名 | 担保法 | 単位数 | 2 |
担当者 | 鄭 芙蓉 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 担保法 |
授業の概要 | 本授業は、民法の主専攻科目です。債権の履行を確保するために担保が設けられるが、担保には物的担保と人的担保があります。本授業の前半は、民法典物権編が定める物的担保や、実務界のニーズから発展してきた民法典に定めのない物的担保を解説します。本授業の後半は、民法典債権編が定める人的担保を解説します。なお、担保物権制度を理解するためには、手続法に対する理解が不可欠であるため、時間の許す限り、民事執行法や破産法などにも言及します。 |
学習の到達目標 | 物的担保である担保物権を中心として、債権の履行確保手段について、基本的な理解を得ることを目標とします。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス・担保とは何か・担保物権法概説 |
第2回 | 抵当権①――抵当権の意義・抵当権の設定(被担保債権の種類・範囲、目的物の種類・範囲) | |
第3回 | 抵当権②――物上代位制度 | |
第4回 | 抵当権③――抵当権の実行前の効力(抵当権と第三取得者・賃借人) | |
第5回 | 抵当権④――抵当権の実行前の効力(抵当権侵害、抵当権の処分) | |
第6回 | 抵当権⑤――抵当権の実行(優先弁済権の実現・共同抵当) | |
第7回 | 抵当権⑥――抵当権の実行(法定地上権) | |
第8回 | 抵当権⑦――抵当権の消滅・根抵当権 | |
第9回 | 質権 | |
第10回 | 留置権・先取特権 | |
第11回 | 非典型担保①――譲渡担保 | |
第12回 | 非典型担保②――仮登記担保・所有権留保 | |
第13回 | 保証①――単純保証 | |
第14回 | 保証③――連帯保証・共同保証・根保証 | |
第15回 | 連帯債務 |
授業外学習の課題 | 授業前に教科書・参考書の該当箇所を事前に予習し、授業後にレジュメや自分のノートを使って復習することは望ましいです。余裕があれば、授業中に紹介した文献、判例を読むのが更に良いです。毎回の授業につき、約1時間の授業外学習が必要です。 |
履修上の注意事項 | ・第1回目の授業には必ず出席してください。 ・教室にて講義レジュメ・ワークシートを配布し、授業後、講義レジュメ・パワーポイント・確認問題をMoodleにアプロードします。 ・出席はワークシートで取るため、ワークシート毎回必ず提出してください。 ・毎回授業終了後、Moodleで確認問題に取り込む必要があります。締切は翌日です。 |
成績評価の方法・基準 | ・定期試験(70%)、確認問題の提出・受講態度(30%)で評価します。 |
テキスト | 今村与一・張洋介・鄭芙蓉・中谷崇・高橋智也著『新プリメール民法2 物権法・担保物権法(第2版)』(法律文化社、2022年) |
参考文献 | ・島山泰志・藤沢治奈『民法3 担保物権』(有斐閣、2021年) ・内田貴『民法Ⅲ 債権総論・担保物権(第4版)』(東京大学出版会、2020年) ・角紀代恵『はじめての担保物権法(第2版)』(有斐閣、2021年) ・生熊長幸『担保物権法(第2版)』(三省堂、2018年) ・松岡久和『担保物権法』(成文堂、2017年) ・潮見佳男・道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ 総則・物権(第8版)』(有斐閣、2018年) |
主な関連科目 | 民法総則、物権法、債権総論、契約法など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・毎回教室にてワークシートを配ります。質問や講義に対する要望を記入してください。質問に対する解答は、一週間後に【Q&A】としてMoodleに掲載します。 ・毎回の確認問題に対するフィードバックは授業中に口頭で行います。定期試験に対するフィートバックは採点終了後にMoodleに掲載します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部法律学科(民事法) | FLLA30601 | 2018~2023 | 3・4 |