授業コード 30095007 クラス 07
科目名 ゼミナールⅡ(2023) 単位数 2
担当者 中富 公一 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ゼミナールII (Seminar II)
授業の概要 リーディング・ケースとなっている最高裁判例あるいは最新判例を判例文に即して読んでいく。
  1回で一つの判例を取り上げ、報告者は原告、被告に分かれて代理人としての主張を述べる。第3の報告者は裁判官として両者の意見を聞き判決を書く。他の参加者は、それぞれどち
らを支援するかを考える。したがって、報告は1回当たり3人ずつ報告する。
 
 まず中富の方で15回で取り上げる判例を選択し、その判決文をMoodle上にアップする。
 ゼミ参加者はその中で、自分が担当したい判例、原告・被告・裁判官の役割を選択し報告者となる。
  報告者は、担当の授業の前に、代理人としての主張をレジュメに書いてMoodle上にアップする。ゼミでは、それぞれ原告と被告の主張を戦わせ、参加者を説得する。裁判官役の報告者はそれを聞いて次回までに判決文を用意する。
学習の到達目標 教科書に出てくる判例を原文に当たって読めるようになる。またそのことによって、自己の見解を憲法、法律、判例を利用して論理的に組み立てられるようになる。それによって作文力、論理力を身につける。また憲法への理解を深める。
授業計画 第1回 (9/22)オリエンテーション
第2回 (9/29)ロッキード事件丸紅ルートー内閣総理大臣の職務権限―(百選174)
第3回 (10/6)日商岩井事件(国政調査権の性質と範囲)(百選171)
第4回 (10/13)裁判員制度の合憲性 (百選175)
第5回 (10/20オンデマンド)裁判官の政治運動 (百選177)
第6回 (10/27)立法手続きと司法審査 (百選180)
第7回 (11/10)地方議会議員の懲罰と司法審査 (百選181)
第8回 (11/17)宗教の教義に関する紛争と司法権 (百選184)
第9回 (11/24オンデマンド)徳島市公安条例事件  (百選83)
第10回 (12/1)ツイッター記事削除請求事件 (最2判令和4/6/24)
第11回 (12/8)大阪市ヘイトスピーチ条例事件(最3判R4・2・15)
第12回 (12/15)あん摩マッサージ指圧師養成施設の認定要件の合憲性(最2判R4/2/7)
第13回 (12/22)同性パートナー遺族給付金不支給と平等原則(名古屋高判R4・8/26)
第14回 (1/12)北海道警ヤジ排除訴訟(札幌地判R4・3・25)
第15回 第15回(1/19)DNA型データ等抹消請求事件(名古屋地判令和4/1/18)
授業外学習の課題 報告者は報告の準備。その他の者は、該当判決を読んでくること。
履修上の注意事項 この授業では、授業方法として「ブレンド型授業を実施します」
判決は中富がMoodle上にアップする。参加者は、それをダウンロードするかパソコン上で読むこと。
報告は、原告弁護人、被告(人)弁護人、裁判官の3人一組で行います。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無 
 授業への取組み(70%)、小テスト・レポート(30%)によって総合的に評価する。
テキスト 憲法判例百選II [第7版],令和4年重要判例解説
参考文献 その都度指示する。
主な関連科目 憲法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談への対応は、Moodle上またはメールで行います。
面談(オフィスアワー)は、偶数週の金曜日16:30から。メールでアポを取ること。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2015~2019 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA30802 2020~2021 3・4
法学部法律学科(演習) 2022~2023 3・4