授業コード 30094914 クラス 14
科目名 ゼミナールⅠ(2023) 単位数 2
担当者 山﨑 俊恵 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 近時の刑事法改正(1)
授業の概要  近時、刑事法の重要な改正が相次いている。このゼミでは、前期Iで刑法の、後期IIで少年法の改正を取り上げて学習する。
 2022年、刑法が改正され、懲役刑と禁固刑との区別が廃止されて「拘禁刑」に一本化されるとともに、刑務作業が見直されて再犯防止のために必要・有効な指導プログラムが拡大される。(改正法の施行は2025年の予定)現在の犯罪情勢、従来の刑罰をめぐる議論及び刑罰の内容、刑罰の再犯防止効果、拡大される指導プログラムの内容等を学習する。
学習の到達目標 ・法の改正の背景、趣旨及び内容を理解した上で、問題点を抽出して解決策を考えられるようになること
・グループで研究及び報告をしてもらうので、グループメンバーとしっかりとコミュニケーションをとり、協力すること
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 法律文献の検索の仕方
第3回 犯罪の動向
第4回 犯罪者の処遇(1)刑事手続の概要
第5回 犯罪者の処遇(2)刑罰の種類
第6回 犯罪者の処遇(3)裁判・科刑状況
第7回 犯罪者の処遇(4)刑事施設(刑務所)内の処遇① 入所受刑者の状況等
第8回 犯罪者の処遇(5)刑事施設(刑務所)内の処遇② 作業
第9回 犯罪者の処遇(6)刑事施設(刑務所)内の処遇③ 矯正指導
第10回 更生保護
第11回 出所受刑者と再犯の動向
第12回 法制審議会少年法・刑事法(少年年齢・犯罪者処遇関係)部会における議論
第13回 刑法等の改正
第14回 今後の犯罪者処遇の課題
第15回 まとめ
授業外学習の課題 ・報告担当グループは、報告に向けて指定された資料を用いて学習してレジュメを作成する。
・グループでの学習、議論及び見解の統一並びにレジュメの作成に、相当の授業外学習の時間を要する。
履修上の注意事項 刑事訴訟法I・Ⅱを履修しておくことが望ましい。
成績評価の方法・基準 グループ報告(70%)、授業への参加度(議論への参加、発言内容等)(30%)
テキスト なし
参考文献 各回の授業のテーマごとに適宜指示する。
主な関連科目 刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時対応するが、できるだけ授業直後の時間に応じたい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2015~2019 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA30801 2020~2021 3・4
法学部法律学科(演習) 2022~2023 3・4