授業コード 30072107 クラス 07
科目名 国際関係演習BⅡ 単位数 2
担当者 船津 靖 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際社会と日本のリアリズム Ⅱ Realistic Analysis of Global Society and Japan Ⅱ
授業の概要  前期の継続。前期レポートの要約(800~1000字)から始める。文章の上達には「書き直し」「推敲」が最も有効。後期は前期のテーマの一部を発展、深化、拡大させてもよい。新しいテーマに挑戦してもよい。学術書の読破・研究や、ゼミ生間の共同研究など別の方法を提案すれば前向きに検討する。授業計画は暫定的。学生の実情などに即し柔軟に対応する。
(以下は前期シラバスの要約)
 学生が自分で選んだテーマを調べ発表する。質疑応答や討論をし教員が補足する。国際社会や日本の現実について知識を深め、発表や討論、文章の技法を磨く。他の学生と交流し、教員という「社会人」と接しながら、自分の興味・関心に沿って研究することで「新たな自分」を発見し、成長できる。構成を工夫し事実関係を確認しながら発表資料や文章を練り上げていく作業は、生涯続く独学の土台になる。口頭や文章での表現力向上を重視する。英語能力の向上を意識する。適宜、重要な国際ニュースを解説する。近況や抱負を話すスピーチの練習をする。
 ゼミ生の個人的関心を教員が聴き取る。①学生の研究の発展可能性、②社会的、学術的な意義、③教員の助言・指導の有効性~の観点から研究テーマの候補を示し学生が選択する。アメリカはじめ海外だけではなく、日本の問題も国際比較の視点があれば認める。伝記的研究、政治学・政治宗教思想への取り組みも推奨。2年目、3年目の学生は自由度を拡大し上記以外の研究計画、レポート形態にも柔軟に対応する。就活事情に配慮する。リベラル・デモクラシーの価値を重視する。教員のモットーは“Call a cat a cat”.
 【実務経験】共同通信社の地方3支局で取材後、モスクワ、エルサレム、ロンドン、ニューヨークの特派員として10年以上海外で業務。外国経済デスク、ニュースセンター総合関門、英語・中国語による日本のニュース発信業務、編集・論説委員室などで勤務。著書『パレスチナ 聖地の紛争』(中公新書)。共著に『世界年鑑』『20世紀 未来への記憶』『アメリカ文化事典』
学習の到達目標  ディプロマポリシーが掲げるThink Globally、世界の諸問題への知識、国際社会の多様性とダイナミズムを理解する能力を養うのが到達目標。国際政治・経済の現実について基礎知識が身に付き、事実に即した多角的で冷静な分析ができるようになる。自分の研究の関連分野で専門的な知識が身に着けられるようになる。効果的な発表ができ、説得力のある文章を書けるようになる。英語を自力で伸ばしていけるようになる。目標は前期よりも高く。
授業計画 第1回 夏休み中の学習・体験・就活等の報告
第2回 前期末レポート要約等発表(1)
第3回 前期末レポート要約等発表(2)
第4回 前期末レポートの要約等発表(3)
第5回 学生の発表と質疑応答・講評・校正(1)
第6回 学生の発表と質疑応答・講評・校正(2)
第7回 学生の発表と質疑応答・講評・校正(3)
第8回 中間まとめ、秋季の成果と抱負
第9回 後期末レポートのテーマ決定
第10回 後期末レポート草稿等発表(1)
第11回 後期末レポート草稿等発表(2)
第12回 後期末レポート草稿等発表(3)
第13回 質疑応答、添削指導(1)
第14回 質疑応答、添削指導(2)
第15回 最終まとめと来年度、卒業後への抱負
授業外学習の課題  発表担当者はキーワード、年表、要約や引用、地図などからなる発表資料を教員に送る。他のゼミ生が作成した資料を熟読し授業に関する質問や感想などの課題を提出することが重要。ニュース記事の速読や視聴に1日最低10分は充てる。NHKのニュース防災アプリや報道番組などに親しむ。学術書・専門書を含む参考文献、信頼性の高いサイトなどを自分で探して読み進める。論文を書くには資料の収集・読破・分析、草稿作成、推敲などで30時間以上はかかると見込んだ方がよい。
履修上の注意事項  他のゼミ生の発表に集中する。発表への質問やコメントを提出する課題を毎回出す。母語が日本語ではないゼミ生に配慮する。やむをえず欠席する場合は教員に事前にメールで連絡する。発表当日のドタキャンは厳禁。特段の事情なく欠席が続けばゼミ離脱とみなす。質問し、議論を盛り上げるサービス精神が重要。文章の表現や構成については職人的な指導をする。褒められたら喜び、改善点を指摘されてもいちいち気にしないように。教員や他のゼミ生などとのコミュニケーション、信頼関係が大切。Sensitiveな話を外部に流出しない。
 国際社会の複雑さを面白いと感じる向学心のある学生の受講を歓迎する。
成績評価の方法・基準  発表・質疑等ゼミへの貢献度30% 期末レポート70% 発表は成果だけでなく努力を重視する。レポートは①構成の論理性、②データや資料の具体性、信頼性③文章の質④専門性~などが評価基準。
テキスト  特に指定しないが、NHKのニュース・防災アプリ(無料)の国際ニュースなどを共通の情報インフラとする。
参考文献  各自の関心に応じ、随時推薦する。日本経済新聞(電子版含む)や中国新聞の国際ニュース。
主な関連科目 国際ジャーナリズム論、政治と社会(アメリカ、中東)、メディア論、卒業研究
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 メール(funatsu@shudo-u.ac.jp )や個人面談でできる限り対応する。授業の内容、発表やレポートに関する質問や相談はもちろん進路、就活、英語はじめ各種勉強法なども。期末レポートへの総評はMoodleのアナウンスメントで、個別の評価や指摘はMoodleのFBCや個別のメールへの回答として知らせることがある。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部国際政治学科(B群) 2014~2014 2・3・4
法学部国際政治学科(B群) 2015~2016 3・4
法学部国際政治学科(B群) FLIP30202 2017~2017 3・4