授業コード | 30037917 | クラス | 17 |
科目名 | ゼミナールⅡ | 単位数 | 2 |
担当者 | 十河 隼人 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | ゼミナールⅡ |
授業の概要 | 皆さんはおそらく、刑法についてある程度の学修を積んできたと思います。しかし、皆さんが勉強してきたのは、あくまで「日本の」刑法です。世界には当然、別の刑法があります。そこでは、日本刑法の「常識」が通用しないこともあります。 それゆえ、日本から世界へと視野を広げ、また世界的な視野から日本を眺めることは、刑法に関する皆さんの常識を「相対化」し、ひいては、異なる(法)文化・価値観に対してオープンな、幅広い視野を備えた人物に成長するための、とてもよい機会になります。 そこで本ゼミでは、アメリカの刑法に関する入門的な英語文献を輪読することで、アカデミックな英語を読みこなす強靭な英語力を身につけるとともに、アメリカ刑法の(日本とは異なる)「常識」を――日本刑法の「常識」も復習しながら――学びます。それは、比較刑法学という新世界への第一歩であると同時に、日本刑法の理解を新たな次元に高めることでもあります。 刑法、英語、あるいは異文化理解に関心のある皆さんの参加を歓迎します。 |
学習の到達目標 | 1. 刑法に関する英語文献を正確に読むことのできる、高度な英語力を身につけること。 2. アメリカ刑法の基礎知識を習得するとともに、それに照らして日本刑法の理解をも深めること。 3. 異なる価値観をもつ「他者」から学びを得て、自身の価値観を相対化できるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:担当者の割り当て |
第2回 | 前期の復習 | |
第3回 | 講読(1):Causation① | |
第4回 | 講読(2):Causation② | |
第5回 | 講読(3):Causation③ | |
第6回 | 講読(4):Consent① | |
第7回 | 講読(5):Consent② | |
第8回 | 講読(6):Consent③ | |
第9回 | 講読(7):Attempt① | |
第10回 | 講読(8):Attempt② | |
第11回 | 講読(9):Attempt③ | |
第12回 | 講読(10):Complicity① | |
第13回 | 講読(11):Complicity② | |
第14回 | 講読(12):Complicity③ | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 翻訳担当者は、翻訳の準備をお願いします。また、翻訳担当でない受講生も、文献の指定箇所等を予習してきてください。 |
履修上の注意事項 | 翻訳の担当箇所は第一回の授業で決定します。 |
成績評価の方法・基準 | 翻訳の発表(80点)、演習への取り組み(20点)を総合的に評価します。 |
テキスト | Paul H. Robinson & Sarah M. Robinson, American Criminal Law: Its People, Principles, and Evolution (Routledge, 2022). ただし、受講生の希望によって他の文献に変更することも可能です。また、適宜コピーを配布しますので、購入の必要はありません。 |
参考文献 | 授業中に指示します。 |
主な関連科目 | 刑法総論、刑法各論、現代犯罪論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
アポイントを取って頂ければ、質問や相談等には随時対応します。その他、メールやMoodle等による相談にも対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部法律学科(演習) | - | 2015~2016 | 3・4 |
法学部法律学科(演習) | FLLA20804 | 2017~2017 | 3・4 |
法学部法律学科(演習) | FLLA30802 | 2018~2023 | 3・4 |