授業コード 30028605 クラス 05
科目名 基礎演習 単位数 2
担当者 古川 朋子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 基礎演習 会社法の基礎を身に付けるために会社法判例をしっかり勉強しよう
授業の概要 会社法の判例を学習することを通じて、法学部での法律専門科目の学習のために必要な基礎的な力を養います。分野の主要な裁判例を取り上げて、生の判例を読み、その事案における法的論点を発見し、その論点に関する裁判所の判断を理解するとともに、その判例について書かれた判例評釈を読み、その論点をめぐる学説等の議論状況を理解、分析します。授業は、受講生による簡単な報告、提出された課題の発表等を挟みながら進行します。
学習の到達目標 (1)会社法の基礎概念を理解することができる。(2)会社法判例を読めるようになる。(3)専門科目の論述式問題の解答の仕方を理解することができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 判例や文献の検索方法の仕方
第3回 取締役の責任と法令違反①(善管注意義務・忠実義務との関係)
第4回 【オンデマンド】取締役の責任と法令違反②(「法令」の範囲(判例))
第5回 取締役の責任と法令違反③(判例研究)
第6回 上場会社における募集株式の有利発行①(募集株式の発行の種類)
第7回 上場会社における募集株式の有利発行②(既存株主への影響と発行手続き)
第8回 上場会社における募集株式の有利発行③(「特に有利な価格」(判例)と差止制度(判例))
第9回 決議取消の訴えと裁量棄却①(決議取消事由)
第10回 決議取消の訴えと裁量棄却②(判例・裁判例にあらわれた決議取消事由)
第11回 決議取消の訴えと裁量棄却③(判例研究)
第12回 計算書類の虚偽記載と第三者責任①(会社の計算)
第13回 計算書類の虚偽記載と第三者責任②(取締役の対第三者責任)
第14回 計算書類の虚偽記載と第三者責任③(判例研究)
第15回 【オンデマンド】まとめ。論述式の設問を解いてみる。
授業外学習の課題 事前に指定された文献を予習する。
履修上の注意事項 授業は、受講生による簡単な報告、準備された提出課題の報告を交えながら進行するので、授業に臨む前には準備が必要です。                     
ブレンド型授業を行います。授業は Google Classroomを併用して行います。
課題については授業中に指示します。
成績評価の方法・基準 期末レポート(60%)、授業中の質疑応答の内容、演習への積極的な参加及び取組み(授業課題含む)(40%)。
テキスト 『会社法判例百選〔第4版〕』(有斐閣、2021年)
中東正文ほか『会社法〔第2版〕(有斐閣ステゥディア)』(有斐閣、2021)
参考文献 江頭憲治郎『株式会社法〔第8版〕』(有斐閣、2021)
神田秀樹『会社法〔第24版〕』(弘文堂、2022)
田中亘『会社法〔第3版〕』(東京大学出版会、2021)
龍田節・前田雅弘『会社法大要 第2版』(有斐閣、2017)
髙橋美加ほか『会社法〔第3版〕』(弘文堂、2020)
伊藤靖史ほか『会社法〔第5版〕(リーガルクエスト)』(有斐閣、2021)
前田庸『会社法入門〔第13版〕』(有斐閣、2018)
主な関連科目 企業取引法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
原則として授業時間中かその後に対応します。それ以外は適宜対応します。
小テストについて、授業中に解説します。
レポート課題の書き方・評価につき、google classroomを通じて説明し、答えます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) FLLA20801 2018~2023 2