公開用ファイル(授業概要)

授業題目	発達心理学入門
授業の概要	発達心理学とは年齢を重ねることや経験を積むことによって，人の心理的特徴がどのように変化するのかを明らかにする学問である。本講義では，発達を誕生から死までのプロセスとみなす生涯発達心理学の視点に立ち，胎児期から老年期までの発達的特徴を概説する。
学習の到達目標	・発達心理学とはどのような学問かを説明できるようになる。・発達心理学に関する基本的な知識や用語を習得する。・発達的視点で人を理解しようとすることができる。

授業計画	第１回	ガイダンス発達とはなにか（遺伝と環境，発達段階）
	第２回	胎児期・新生児期（出生前心理学，新生児の能力，反射）
	第３回	乳児期1（認知発達，社会性の芽生え）
	第４回	乳児期2（コミュニケーション，愛着）
	第５回	幼児期1（思考，ことば，遊び）
	第６回	幼児期2（自己意識，感情）
	第７回	幼児期3（他者意識，「心の理論」）
	第８回	第1回テスト児童期1（仲間関係，社会性）
	第９回	第1回テストのフィードバックと解説児童期2（認知発達，学校生活への適応）
	第１０回	青年期1（思春期のからだとこころ）
	第１１回	青年期2（アイデンティティの獲得）
	第１２回	青年期3（対人関係）
	第１３回	成人期（キャリア発達，中年の危機）
	第１４回	老年期（加齢に伴う心理的変化，高齢者への心理的支援）
	第１５回	第2回テストと解説まとめと補足（発達するとはどういうことか）

授業外学習の課題	予習：事前配布資料を読み，わからない用語の意味を調べておく（所要時間30分程度）。復習：配布資料，確認テストの復習（所要時間1時間程度）。
履修上の注意事項	・私語厳禁。他の履修者の迷惑になる行為がある場合には退室を求める。・毎回授業のテーマに関して記述する課題を与える。授業の最後には確認テストを行う。・適宜視聴覚教材を視聴する。・期末試験は行わない。テストは授業内で2回実施する。
成績評価の方法・基準	授業内での2回のテスト（70%），授業内での提出課題（30%）で評価する。
テキスト	使用しない。毎回，資料を配布する。
参考文献	「問いからはじめる発達心理学：生涯にわたる育ちの科学」有斐閣
主な関連科目	乳幼児心理学
オフィスアワー及び質問・相談への対応	授業時の提出課題に質問を記入する欄を設ける。授業の前後にも質問に応じる。テスト，提出課題へのフィードバックは授業内，およびMoodleで実施する。

■カリキュラム情報