授業コード | 20104900 | クラス | |
科目名 | 現代社会学特殊講義B(資本のグローバル化と移住労働) | 単位数 | 2 |
担当者 | 川越 道子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 資本のグローバル化と移住労働 |
授業の概要 | 資本のグローバル化に伴い、現在、世界で社会構造や労働市場が変容するとともに、国境を越える人の移動が加速している。日本社会においても少子高齢化やポスト工業化を背景に、日本で働く移住労働者が増加している。この授業では、こうした移住労働を引き起こすグローバル資本の仕組みと労働市場の変容、そして移住労働者の労働と生活の実態について、国際社会学の視点から学んでいく。これを通して日本の社会や労働市場の特徴を理解し、さらに移住労働者との共生社会の実現に向けた課題についても考えていく。 |
学習の到達目標 | 1.資本のグローバル化に伴う労働市場の変容および移住労働者の労働と生活の実態を理解する。 2.移住労働者との共生社会の実現に向けた課題を理解する。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション |
第2回 | 資本のグローバル化と人の移動① | |
第3回 | 資本のグローバル化と人の移動② | |
第4回 | 労働市場の変容と移住労働① 日本の労働市場と移住労働者 | |
第5回 | 労働市場の変容と移住労働② オールドカマーとニューカマー | |
第6回 | 労働市場の変容と移住労働③ 労働現場から考える<衣> | |
第7回 | 労働市場の変容と移住労働④ 労働現場から考える<食> | |
第8回 | 労働市場の変容と移住労働⑤ 労働現場から考える<住> | |
第9回 | 労働市場の変容と移住労働⑥ 人の移動とジェンダー | |
第10回 | グローバル化する生活世界① ネットワークとコミュニティ | |
第11回 | グローバル化する生活世界② グローバル化する家族 | |
第12回 | グローバル化する生活世界③ 社会的包摂と排除 | |
第13回 | 共生社会に向けて① 移住労働者の社会的権利 | |
第14回 | 共生社会に向けて② 不安的就労と労働運動 | |
第15回 | 共生社会に向けて③ 共生社会実現の課題 |
授業外学習の課題 | 配布資料を復習するほか、授業中に提示する課題を指定された期日までに提出すること。 |
履修上の注意事項 | 1.欠席は5回以上で、成績不可とする。 2.レポートや課題作成においてコピペが発覚した場合は、成績不可とする。 3.授業中にペアワークやグループワークを行うことがあるため、遅刻しないこと。 4.履修希望者は、第1回目のイントロダクションに出席し、授業の概要を聞くこと。 |
成績評価の方法・基準 | 出席、ミニレポートの提出を含む平常点(60%)と最終レポート課題(40%)を総合して評価する。 |
テキスト | 特に指定しない。適宜、授業中に資料やレジュメを配布する。 |
参考文献 | 宮島喬ほか(2015)『国際社会学』有斐閣 津崎克彦編(2018)『産業構造の変化と外国人労働者』明石書店 伊藤泰郎・崔博憲編(2021)『日本で働く』松籟社 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談は、毎回の授業時に配布する「コミュニケーションカード」のほか、メールで受け付ける。 全授業が終了したのち、成績に関して個別に要望があればフィードバックに応じる。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23122 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |