授業コード 20080000 クラス
科目名 表象文化論 単位数 2
担当者 矢吹 護 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 音楽の表象文化論
授業の概要 表象は翻訳語の為、文脈や研究者によって多少意味合いが変わることもあるが、英語でいう「representation」は「象徴すること」「表現されたもの」「描写」となる。それは、人間が世界をイメージし、行為を通じて表現されたものを指す。音楽は私たちの心を掴み、様々な感情を呼び起こし、気持ちの変化をもたらす大きな力を持っている。本講義では様々な角度から音楽を見つめなおし、時代を遡りながら音楽作品においての表象を考察していく。そして表象という観点から、人間への理解を深めることを目標とする。
学期半ばではプロフェッショナルの演奏家を招いて「演奏会」の実態を探る。最終回は履修学生とその友人達によるプレゼンテーション(演奏、歌、ダンス、作品紹介等)で統括する。

・授業内容や順番は進捗状況によって変更する場合があります。
・時折、授業内で小テストを行います。
学習の到達目標 主体的に芸術作品の鑑賞や解釈を行えるようにする
授業計画 第1回 イントロダクション
表象とは
第2回 日本の大衆音楽  歌謡曲・演歌を考察する
第3回 世界の大衆音楽 ブルース・シャンソン・ジャズ
第4回 民族音楽  世界の人々が音楽で表現しようとしたものは何か
第5回 現代・近代の西洋芸術音楽  作品の紹介と解説
第6回 印象派音楽 ドビュッシー・ラヴェルが表現しようとしたものは
第7回 国民学派I 国民学派とは、また彼らが目指した音楽の形とは何か
第8回 国民学派II ヨーロッパ各国の国民学派の作曲家と作品
ロマン派I 文学と音楽
第9回 ロマン派II 標題音楽
第10回 プロフェッショナル演奏家による作品鑑賞
第11回 古典派 絶対音楽I 絶対音楽と標題音楽の違い
第12回 古典派 絶対音楽II ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの音楽
第13回 バロック音楽 宮廷音楽と宗教音楽
第14回 中世音楽と古代ローマ・ギリシャ音楽
第15回 プレゼンテーション 総まとめ
授業外学習の課題 知識の定着をはかる。
履修上の注意事項 受講にあたり基本ルール・マナーを守ること。
意見交換を数多く行う予定です。積極的な発言を推奨します。
成績評価の方法・基準 試験(60%)、授業内に課すレポート・小テスト(30%)、授業中の発言(10%)を総合して評価する。授業態度、欠席状況も考慮します。
テキスト 授業の際に適宜指示する。
参考文献 新西洋音楽史 グラウト/パリスカ (音楽の友社)
Introduction to a Philosophy of Music  Peter Kivy著  (Clarendon Press)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了前の5分間を質問・相談コーナーとします。紙面でも質問受けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23229 2017~2023 2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED25109 2017~2023 2・3・4