授業コード | 20078200 | クラス | |
科目名 | 社会学概論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 中根 光敏 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 社会学的思考と社会学的想像力 |
授業の概要 | 本講義では、社会を捉える多角的な視点に基づき、「今ここにある」現代社会を理解する社会的思考と社会学的想像力を養い、社会に対する理論的な思考方法について講じる。まず第一に、社会学という学問独自の「社会学的なものの見方」を社会学の基礎的概念と関連付けて理解していく。第二に、それらの知識を用いて、現代社会の諸相について理解するために、社会学的に思考する方法を講じる。第三に、現代社会を理解する社会学的思考と、現代社会を生きる個々人が抱える意識・価値観・トラブルなどを関連付けて理解するための社会学的想像力について考察する。 |
学習の到達目標 | 社会学的な基礎的な思考方法、社会学的想像力を身につける。 個々人の身近な社会からグローバルな社会についてまで、さまざまな水準における「現代社会」を社会学的に理解する力を身につける |
授業計画 | 第1回 | 社会学とはどのような学問か——社会学的思考と社会学的想像力 |
第2回 | 社会とは | |
第3回 | 社会の中の個人/個人の中の社会 | |
第4回 | 社会化と再社会化(人間変革)(オンデマンド) | |
第5回 | 社会的行為の特徴と類型——M.ヴェーバーの行為論 | |
第6回 | 模倣の欲望論 | |
第7回 | 目的を持った行為の意図せざる結果——予言の自己成就 | |
第8回 | 身代わりの山羊(スケープゴート) | |
第9回 | 動機の語彙——C.W.ミルズ(オンデマンド) | |
第10回 | ドラマツルギー論——舞台として社会と役割演技としての行為 | |
第11回 | 権力と支配 | |
第12回 | 階級と階層——ディスタンクシオンとハビトゥス | |
第13回 | 親密性の変容——ジェンダーとセクシュアリティ | |
第14回 | モビリティーズ/ツーリストと漂流者——グローバルゼーションと余所者 | |
第15回 | 再帰的近代/リキッドモダニティ/リスク社会——「社会など存在しない?/もう社会は壊れている?」 |
授業外学習の課題 | 講義中に指示された文献や課題にあたって授業にのぞむこと。 |
履修上の注意事項 | (ブレンド型授業を実施します。 使用するソフトは、PowerPointですが、教材を視聴するためにPowerPointの最新バージョンを情報センターの指示に従って入手し、パソコンにインストールしておく必要があります。スマートフォンでは教材を視聴できません。詳細は教学センターへ問い合わせなさい。 また、オンデマンド講義の課題はMoodleに書き込むことになります。 (1)他の受講生に迷惑になるような私語・スマートフォンの使用などは許さない(単位を落とすことになります)。 (2)毎授業後、小テスト・課題レポートをMoodleに提出する。 (3)期末試験は行わない。 |
成績評価の方法・基準 | 授業内外での課題レポートおよび小テストを合計100点で総合的に評価する。受講態度によっては減点することもあるので注意すること。 |
テキスト | 特に使用しない。必要に応じて、適宜資料およびプリントを配布する。 |
参考文献 | ピーター・バーガー『社会学への招待』ちくま学芸文庫 ケン・プラマー『21世紀を生きるための社会学の教科書』ちくま学芸文庫 ランドル・コリンズ『脱常識の社会学』岩波現代文庫 アンソニー・ギデンズ『社会学』而立書房 アンソニー・ギデンズほか『ギデンズ 社会学コンセプト事典』丸善出版 クリストファー・ソープ『社会学大図鑑』三省堂 キツセ&スペクター『社会問題の構築──ラベリング理論をこえて』マルジュ社 その他、適宜指示する。 |
主な関連科目 | 現代社会学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義中および講義終了後に受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) | FHHS11001 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |