授業コード 20075700 クラス
科目名 病弱の教育と指導 単位数 2
担当者 深澤 美華恵 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 特別支援教育における病弱児(重度・重複障害等を含む)の教育の変遷、現状、今後について理解し、その指導法に対する知識を深める。
授業の概要 病弱教育制度や病弱児教育の教育課程、病弱教育の歴史等を概観した上で、特別支援学校、特別支援学級及び通常の学級における病気の子供の教育課程、指導法の留意事項や指導の実際について学ぶ。また、疾患の種類ごとに病気の子供の理解と支援方法を検討する。以上を踏まえた上で、病弱教育の課題及び展望について考察する。
学習の到達目標 病弱教育の制度、教育課程を理解するとともに、病弱教育対象児童・生徒の実態や教育の実際、並びに指導上必要となる知識を深め、実際の指導に関する具体的な考え方や指導方法を記述することができる。
授業計画 第1回 病弱教育制度と対象児童・生徒の実態(オンデマンド)
第2回 病弱教育の意義
第3回 病弱教育の歴史①(明治~昭和初期)
第4回 病弱教育の歴史②(戦後~平成初期)
第5回 病弱教育の現状(平成後期~令和)(オンデマンド)
第6回 病弱教育の教育課程
第7回 インクルーシブ教育システムにおける病弱教育
第8回 病気の子供の心理
第9回 病気の子供と特別な教育的ニーズ及び指導法① アレルギー疾患等
第10回 病気の子供と特別な教育的ニーズ及び指導法② 小児がん等
第11回 病気の子供と特別な教育的ニーズ及び指導法③ 心疾患・腎疾患・糖尿病等
第12回 病気の子供と特別な教育的ニーズ及び指導法④ 筋・神経疾患等
第13回 病気の子供と特別な教育的ニーズ及び指導法⑤ 心身症・精神疾患等
第14回 病気の子供と特別な教育的ニーズ及び指導法⑥ 発達障害・重度・重複障害等
第15回 病弱教育の課題と展望
授業外学習の課題 ・事前に下記資料のV章 病弱・身体虚弱に目を通しておくことが望ましい。
教育支援資料~障害のある子供の就学手続きと早期からの一貫した支援の充実~,文部科学省初等中等教育局特別支援教育課, http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1340250.htm
履修上の注意事項 ・ブレンド型授業を実施します。オンラインの授業回については、Google Classroom上でのオンデマンド形態を予定しています。
・課題提出及び資料配布、オンデマンド授業等でGoogle Classroomを使用予定です。
・特別支援教育に関する基礎的な知識を習得したうえで履修することが望ましい。
・授業全体を通して、授業への参加状況、課題提出を重視します。
・正規の授業時間帯での受講と当日中の課題提出を求めますので、集中講義日期間中は予定を調整して参加してください。
成績評価の方法・基準 授業における有意義な発言(コメント)等の授業への貢献度10%/授業時間内の課題(又は小レポート)の30%×3回(90%)で評価します。
テキスト ・授業時に配布する資料
・特別支援学校 小学校・中学校学習指導要領、文部科学省、平成29年4月、
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/
2018/01/09/1399950_3.pdf
参考文献 ・標準「病弱児の教育」テキスト、日本育療学会著、ジアース教育新社、2019年、1980円、ISBN978-4863714939
・教育支援資料~障害のある子供の就学手続きと早期からの一貫した支援の充実~、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課、http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1340250.htm
・病気の子どもの教育入門、全国病弱教育研究会著、クリエイツかもがわ、2013年、
2376円、ISBN978-4863421165
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
対面の場合は休み時間、非対面の場合はクラスルーム上で質問を受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(教職専門科目群) FHED34403 2017~2023 3・4