授業コード 20066114 クラス 14
科目名 教育研究演習Ⅰ 単位数 2
担当者 西森 章子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 自分の考えを他者に伝える・他者の考えを受けとめる
授業の概要 2年生になると,大学内外での活動を通して,「自分の考え」を的確に伝える力が必要となります。
教育研究演習Ⅰでは,「メタ認知を促す意見文作成授業」に参加しながら,自分の考えを述べること(表現すること)を「学習者」として体験してみましょう。
その体験をもとに,さまざまな発達段階の学習者を対象とした,「対話を中心とした授業」の理論と実践について,理解を深めたいと思います。
学習の到達目標 <大学生として>
・「自分の考え」を組み立てて書くこと・話すことができるようになる
・チームやグループの話し合った結果をまとめることができる
・デジタルデータを作成・整理できる
・「教育を研究するとはどういうことか」が理解できる
<これからの教師として>
・幼児・児童・生徒が,「自分の考え」を組み立てて書く力・話す力をつけるために,どのような教師の支援が必要かを理解することができる
<これからの社会人として>
・的確に,すばやく,考えを組み立て,表現するスキル,他者の考えを聴き取るスキルを習得する
授業計画 第1回 イントロダクション
・自己紹介とシステム利用に慣れる
・考えを書いてみる
第2回 意見文作成授業の体験1
・意見文の「基本スタイル」を学ぶ
第3回 意見文作成授業の体験2
・理由の多様性に触れる
第4回 意見文作成授業の体験3(オンデマンド)
・グループで基本スタイルの意見文を完成させる
第5回 意見文作成授業の体験4
・新たな課題で意見文を作成する
第6回 意見文作成授業の体験5
・どのような裏づけがあるとよいかを話し合う
第7回 意見文作成授業の体験6
・個人で基本スタイルの意見文を完成させる
第8回 意見文作成授業の体験7
・情報検索の方法を習得する
第9回 意見文作成授業の体験8
・調べた情報をまとめる
第10回 意見文作成授業の体験9
・意見文の「応用スタイル」を学ぶ
第11回 意見文作成授業の体験10
・自らの意見とは異なる意見について理解する
第12回 意見文作成授業の体験11
・意見文の「応用スタイル」を完成させる
第13回 学習過程及び学習結果をどのように実証するか1
・学習過程に基づいてどのような学習データが採取できるかを考える
第14回 学習過程及び学習結果をどのように実証するか2
・どうすれば文章の質をデータにできるかを考える
第15回 学習過程及び学習結果をどのように実証するか3
・実践の目的と照らし合わせて学習過程及び学習結果をまとめる
授業外学習の課題 課題を確実におこなってくること。事後的な課題作成を含めて授業外学習として60分程度が必要となる。
履修上の注意事項 ①対面とオンデマンドを併用するブレンド型授業を実施します。
②オンデマンド授業の場合、Moodleを活用します。
③自分自身の「考え」を固めること・表現することを大事にしましょう。他者の「考え」・表現を,受け入れてみることも大事です。
④他者の考えや自分の考えが,納得できるものになるよう,質疑応答を試みましょう。
⑤欠席などの連絡は,事前にすること(事前連絡のない場合,評価に影響するので注意すること)。
成績評価の方法・基準 ①課題(学習過程において提出する課題/学習成果として提出する課題)の提出状況をもとに評価します(60%)。
②出席,発表,討論への参加度をもとに評価します(40%)。
特に①については、提出された内容について教員及び他の学習者よりフィードバックがおこなわれます。
テキスト テキストはこちらで準備します。
参考文献 木村惠子・谷口直隆・宮崎康子編『教育学のグラデーション』ナカニシヤ出版、2022年5月
主な関連科目 教育方法論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談には,授業終了時に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(演習科目群) FHED21101 2017~2023 2・3・4