授業コード | 20046100 | クラス | |
科目名 | カルチュラル・スタディーズ演習B(理論) | 単位数 | 2 |
担当者 | 野村 浩也 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | カルチュラル・スタディーズの理論的基礎 |
授業の概要 | 文化は、けっして非政治的でも中立でもない。文化は政治である。文化はしばしば支配や抑圧に奉仕し、権力維持の強力な武器として使用される。その一方で、マイノリティにとっての文化は、しばしば抵抗そのものであり、権力や暴力的支配を解体する実践でもありうる。本演習では、前期のカルチュラル・スタディーズ演習Aにおいて黒人に関する文献資料や音声・映像資料を読解する訓練を受けたことを前提に、文化の政治性を社会学的に分析する方法について受講生の研究発表を中心に探究する。 |
学習の到達目標 | カルチュラル・スタディーズの基礎を学び、研究論文を作成すること。 |
授業計画 | 第1回 | 9/26 イントロダクション |
第2回 | 10/3 論文の書き方 | |
第3回 | 10/10 研究論文とは何か | |
第4回 | 10/17 差別とは何か | |
第5回 | 10/24 差別はなぜ存在するのか | |
第6回 | 10/31 差別の原因とは何か | |
第7回 | 11/7 差別への抵抗 | |
第8回 | 11/14 差別と闘うということ | |
第9回 | 11/ 21 米軍基地の押しつけは差別である | |
第10回 | 11/28 米軍基地をなくす方法 | |
第11回 | 12/5 基地を引き取るということ | |
第12回 | 12/12 差別を意識するということ | |
第13回 | 12/19 自分を知るということ | |
第14回 | 1/9 自分の無知を知るということ | |
第15回 | 1/16 研究論文の作成 |
授業外学習の課題 | 研究発表のための文献資料の精読に励むこと。また、発表者は、発表の準備とレジュメ作成。 |
履修上の注意事項 | (1)文献資料を精読すること。 (2)毎回出欠を確認する。無断欠席しないこと。 【対面授業】有 【非対面授業】無 <非対面授業に変更になった場合> 同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:有 |
成績評価の方法・基準 | 発表(40%)、授業への取り組み(20%)、期末レポート(40%)。 【期末試験】無 |
テキスト | 高橋哲哉, 2015, 『沖縄の米軍基地』集英社 |
参考文献 | エドワード・サイード『オリエンタリズム』平凡社 フランツ・ファノン『地に呪われたる者』みすず書房 マルコムX『マルコムX自伝(上・下)』中央公論新社 ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』月曜社 屋良朝博『誤解だらけの沖縄・米軍基地』旬報社 野村浩也『無意識の植民地主義』松籟社 |
主な関連科目 | カルチュラル・スタディーズA・B |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
(1)授業中に質問の時間を設ける。 (2)授業時間終了後は教室および研究室にて随時質問を受け付ける。 (3)期末レポートへのコメントをメールにて送信する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34251 | 2017~2023 | 2・3・4 |