授業コード 20046000 クラス
科目名 カルチュラル・スタディーズ演習A(理論) 単位数 2
担当者 野村 浩也 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 カルチュラル・スタディーズの理論的基礎
授業の概要  文化は、けっして非政治的でも中立でもない。文化は政治である。文化はしばしば支配や抑圧に奉仕し、権力維持の強力な武器として使用される。その一方で、マイノリティにとっての文化的実践は、しばしば抵抗そのものであり、権力や暴力的支配を解体する手段でもありうる。本演習では、黒人および沖縄に関する文献資料や音声・映像資料の読解と受講生による発表を中心に、文化の政治を読み解く社会学的な方法について探究する。
学習の到達目標 カルチュラル・スタディーズの理論的基礎を学び、研究論文を作成する。
授業計画 第1回 4/11  イントロダクション
第2回 4/18  資料とは何か
第3回 4/25  文献とは何か
第4回 5/2  奴隷制という文化
第5回 5/9  奴隷の文化
第6回 5/16  奴隷の文化的抵抗
第7回 5/23  差別と闘う文化
第8回 5/30  差別と闘う音楽
第9回 6/6  差別をなくす方法はひとつしかない
第10回 6/13  差別の理論的基礎
第11回 6/20  差別の理論
第12回 6/27  差別への抵抗
第13回 7/4  公民権運動
第14回 7/11  マーティン・ルーサー・キングJr.
第15回 7/18 マルコムX
授業外学習の課題 第2回から第15回は、資料をあらかじめ読んでから受講すること。また、発表者は、発表の準備とレジュメ作成。
履修上の注意事項 (1)文献資料を精読すること。
(2)毎回出欠を確認する。無断欠席しないこと。

【対面授業】有 【非対面授業】無
<非対面授業に変更になった場合>
同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:有
成績評価の方法・基準 発表(40%)、授業への取り組み(20%)、期末レポート(40%)。

【期末試験】無
テキスト ジェームス・M・バーダマン, 2020, 『アメリカ黒人史』筑摩書房
参考文献 エドワード・サイード『オリエンタリズム』平凡社
フランツ・ファノン『地に呪われたる者』みすず書房
マルコムX『マルコムX自伝(上・下)』中央公論新社
ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』月曜社
屋良朝博『誤解だらけの沖縄・米軍基地』旬報社
野村浩也『無意識の植民地主義』松籟社
主な関連科目 カルチュラル・スタディーズA・B
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
(1)授業中に質問の時間を設ける。
(2)授業時間終了後は教室および研究室にて随時質問を受け付ける。
(3)期末レポートへのコメントをメールにて送信する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) FHHS34248 2017~2023 2・3・4