授業コード 20037000 クラス
科目名 人文地理学Ⅱ 単位数 2
担当者 酒川 茂 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 文化地理学の視点:Viewpoint of cultural geography
授業の概要 現代日本にみられる生活様式は,人々が常に自然環境に働きかけ,人文環境を形成・変化させてきた結果として存在する。生活様式はさまざまな要素で成立しているが,特に文化的事象の分布とその形成過程に注目し,人文地理学の分析枠組みから地域構造に関する理解を深める。
また,地域社会における行事・組織・活動にみられる住民の相互関係等の具体例を挙げ文化の継承システムとしての学校と地域社会の関係にも言及する。
学習の到達目標 中学校社会科と高等学校地歴科の教員免許取得のために必要な,人文地理学の基礎的知識の習得に加え,文化地理学の視点を身につける。
さらに,地理学に関連する分野の研究成果を通して幅広く地域情報を収集し,地域を認識する能力の育成に努める。
授業計画 第1回 文化地理学の視点に基づく地域構造
第2回 文化地域の形成1:イメージからみた等質性
第3回 文化地域の形成2:指標からみた等質性
第4回 文化の構成要素1:消費面から
第5回 文化の構成要素2:生産面から
第6回 文化の構成要素3:景観面から
第7回 文化の構成要素4:方言から
第8回 文化の変容:食
第9回 文化の接触と伝播1:食の地域ブランド
第10回 文化の接触と伝播2:日本酒生産地域の拡大
第11回 文化の継承システム1:徒弟制度
第12回 文化の継承システム2:学校制度
第13回 文化の継承システム3:地域社会
第14回 新たな地域社会の形成
第15回 総括
授業外学習の課題 日本を事例に,経済・社会・文化的諸活動がいかなる地域(または地域間)で展開されているか,ニュース等によって現在の情勢を常に把握しておくことが望ましい。
授業中の指示にしたがって課題レポート(宿題)を作成,提出する。課題レポートのテーマ・様式等,詳細については授業中に指示する。
大学設置基準「単位制度」で「授業外学修時間」は授業時間の2倍とされている。特に課題レポート作成に際しては,この程度の時間が必要である。
履修上の注意事項 授業に3分の2以上出席することが必要であり,出席回数が基準に満たない学生は総括(期末)レポートを提出できないので,注意を要する。
原則として,出席登録およびリアクションペーパーの提出をもって出席とみなす。
提出期限を過ぎたレポート類は,いかなる理由があっても受理しない(総括レポート,課題レポート,リアクションペーパーを含む)。
成績評価の方法・基準 総括レポート50%,課題レポート25%,リアクションペーパー25%の割合で評価する。
テキスト テキストは使用せず,資料を適宜配布する。
参考文献 授業中に適宜紹介する。
主な関連科目 人文地理学Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中,および授業終了後に適宜対応する。
なお,リアクションペーパー等に関するフィードバックは,事後の授業で行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(教職専門科目群) FHED24307 2017~2023 2・3・4
法学部法律学科 2015~2016 2・3・4
法学部法律学科 FHED24307 2017~2017 2・3・4
法学部法律学科(学部関連科目) FLLA21005 2018~2023 2・3・4
法学部国際政治学科(G群) 2014~2016 2・3・4
法学部国際政治学科(G群) FLIP20706 2017~2017 2・3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部関連科目) FGGP21002 2018~2022 2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部関連科目) FGRA21002 2018~2022 2・3・4