授業コード | 20036900 | クラス | |
科目名 | 人文地理学Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 酒川 茂 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 機能地域の視点:Viewpoint of functional region |
授業の概要 | 人間の諸活動が営力となって,地表面には一定の地域構造が形づくられる。 地域性は地誌学的概念として理解されるが,その検討において地域区分は重要な意味をもつ。区分された地域単位を等質地域ととらえるか,機能地域ととらえるかによっても地域に対する見方は大きく異なってくる。機能論に立脚すれば,ネットワーク・人口移動・機能的地域分化・立地論等は有効な分析枠組みとなる。 これらの基礎的概念を具体的事例とともに提示することにより,人文地理学の視点に立った地域の見方を理解していく。 |
学習の到達目標 | 中学校社会科と高等学校地歴科の教員免許取得に必要な人文地理学の基礎的知識の習得に加え,知識に基づく機能地域の視点を身につける。 また,国内外の諸地域における事例を通して地域的課題を考える能力を身につける。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:人文地理学の概要:地誌学との対比 |
第2回 | 地域性の形成1:具体的事例の検討(英国を事例に) | |
第3回 | 地域性の形成2:具体的事例の検討(インドを事例に) | |
第4回 | 地域区分とそのレベル1:行政的指標 | |
第5回 | 地域区分とそのレベル2:文化的指標 | |
第6回 | 等質地域と機能地域 | |
第7回 | 機能的地域分化1:都市と農村 | |
第8回 | 機能的地域分化2:都市の内部 | |
第9回 | 地域構造:中心業務地区・郊外住宅地区・都市再開発 | |
第10回 | 立地論1:中心地理論 | |
第11回 | 立地論2:商業立地 | |
第12回 | 立地論3:工業立地 | |
第13回 | 立地論4:農業立地 | |
第14回 | 機能的地域論:中心と周辺,立地要因,ネットワーク | |
第15回 | 総括 |
授業外学習の課題 | 現実の経済・社会・文化的諸活動がいかなる地域(または地域間)で展開されているか,ニュース等によって常に把握しておくことが望ましい。 授業中の指示にしたがって課題レポート(宿題)を作成,提出する。課題レポートのテーマ・様式等,詳細については授業中に指示する。 大学設置基準「単位制度」で「授業外学修時間」は授業時間の2倍とされている。特に課題レポート作成に際しては,この程度の時間が必要である。 |
履修上の注意事項 | 授業に3分の2以上出席することが必要であり,出席回数が基準に満たない学生は総括(期末)レポートを提出できないので,注意を要する。 |
成績評価の方法・基準 | 総括レポート50%,課題レポート25%,リアクションペーパー25%の割合で評価する。 |
テキスト | テキストは使用せず,資料を適宜配布する。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 人文地理学Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中,および授業終了後に適宜対応する。 なお,リアクションペーパー等に関するフィードバックは,事後の授業で行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部教育学科(教職専門科目群) | FHED24306 | 2017~2023 | 2・3・4 |
法学部法律学科 | - | 2015~2016 | 2・3・4 |
法学部法律学科 | FHED24306 | 2017~2017 | 2・3・4 |
法学部法律学科(学部関連科目) | FLLA21004 | 2018~2023 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(G群) | - | 2014~2016 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(G群) | FLIP20705 | 2017~2017 | 2・3・4 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部関連科目) | FGGP21001 | 2018~2022 | 2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部関連科目) | FGRA21001 | 2018~2022 | 2・3・4 |