授業コード 20030400 クラス
科目名 社会意識論B 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 家族・コミュニティ・関係性の社会学
授業の概要 社会意識とは、ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)であり、さまざまな階級・階層・民族・世代・職業などの社会集団ごとに、それぞれの客観的な存在条件によって規定される。本講義では、社会意識研究の理論的枠組みを用い、具体的事例を用いて、現代社会における家族・コミュニティ・関係性をめぐる社会意識の変容について解明していく。
学習の到達目標 社会意識論に関する理論的枠組みや概念を応用し、現代社会における家族・コミュニティ・関係性をめぐる社会意識の変容について分析する力を身につけることを目標とする。
授業計画 第1回 講義の概要、注意事項の説明
第2回 社会意識論の方法と視点
第3回 社会意識に関連する概念(オンデマンド)
第4回 家族をめぐる社会意識
第5回 ファミリイ・アイデンティティ:ペットも家族?
第6回 家事労働:テクノロジーは家族を救う?
第7回 「ヒモ」とペットと専業主夫:家庭における性別役割分業について
第8回 第1回から第7回のまとめ、小テスト1回目(オンデマンド)
第9回 コミュニティとは:「世間」からSNSまで
第10回 メディアとコミュニティ
第11回 ワークライフバランス:お仕事と「推し事」
第12回 女性の「社会進出」とカープ女子
第13回 予測不可能性にノッテミル?ヨッテミル?:野外フェスの魅力
第14回 「ゆるキャラ」「ご当地アイドル」は地域を救えるか?
第15回 第9回から第14回のまとめ、小テスト2回目(オンデマンド)
授業外学習の課題 毎回、講義のポイントを理解しておくこと。様々な社会現象を事例とするため、日頃から新聞やテレビ、インターネットを通じて情報を収集しておくこと。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施する。Moodleを使用する。第8回と第15回にまとめと小テストを行う。小テストは 2 回行い、1回目のテストを受けていない場合は2回目のテストを受けることができない。小テスト以外の回では、感想や課題などの小レポートを行う。授業で使用する資料は、事前にMoodleに載せるとともに、教室でも配布する。小テストの内容は、口頭で説明した内容やスライドの内容など、配布資料以外の情報も含む。
成績評価の方法・基準 小テスト 70%(2 回)、感想や課題などの小レポート30%を目安に総合的に判断する。
テキスト 使用しない。
参考文献 轡田竜蔵,2017,『地方暮らしの幸福と若者』勁草書房
杉浦郁子,前川直哉,2022,『「地方」と性的マイノリティ 東北6県のインタビューから』青弓社
アミア・スリニヴァサン ,2023,(山田文訳)『セックスする権利』勁草書房
主な関連科目 ライフデザイン論、社会意識論演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは授業内あるいは授業後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23207 2017~2023 2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED25105 2017~2023 2・3・4