授業コード 20030300 クラス
科目名 社会意識論A 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ファッション・文化・アイデンティティ
授業の概要 社会意識とは、ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)であり、さまざまな階級・階層・民族・世代・職業などの社会集団ごとに、それぞれの客観的な存在条件によって規定される。本講義では、社会意識研究の理論的枠組みを用い、ファッションや音楽、子ども向けのテレビ番組、少年マンガと少女マンガの比較、近年話題の「〜女子」「〜男子」など、具体的事例を用いて、現代社会における社会意識の形成及び変容過程を解明していく。尚、講義内容に関連した映画もしくはドキュメンタリーを事例として使用する予定である。
学習の到達目標 社会意識論に関する理論的枠組みや概念を身につけ、ファッションや音楽など、様々な文化現象を解読する力を身につけることを目標とする。
授業計画 第1回 講義概要、注意事項など説明
第2回 社会意識論の方法と視点
第3回 社会心理と社会意識とについて
第4回 社会意識に関連する概念(オンデマンド)
第5回 ファッション(流行)の定義:分かる人に分かればよい?
第6回 ハイファッションとブランド
第7回 第1回から第6回までのまとめ、小テスト1回目(オンデマンド)
第8回 差異化と同一化:個性という罠
第9回 アイデンティティと身体の微妙な関係:見る・見られる・見返す
第10回 スタイルとモード:ヤンキー文化はなぜ今も昔も変わらないの?
第11回 社会化とジェンダー・アイデンティティ:男の子文化と女の子文化
第12回 「〜女子」「〜男子」って何?
第13回 ファッションとグローバル化:ファストファッションについて
第14回 Made in Japanという付加価値
第15回 第15回 第8回から第14回のまとめ、小テスト2回目(オンデマンド)
授業外学習の課題 講義のポイントを理解しておくこと。様々な社会現象を事例とするため、日頃から新聞やテレビ、インターネットを通じて情報を収集しておくこと。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施する。Moodleを使用する。第7回と第15回にまとめと小テストを行う。小テストは 2 回行い、1回目のテストを受けていない場合は2回目のテストを受けることができない。小テスト以外の回では、感想や課題などの小レポートを行う。授業で使用する資料は、事前にMoodleに載せるとともに、教室でも配布する。小テストの内容は、口頭で説明した内容やスライドの内容など、配布資料以外の情報も含む。
成績評価の方法・基準 小テスト 70%(2 回)、感想や課題などの小レポート30%を目安に総合的に判断する。
テキスト 使用しない
参考文献 乙部由子,2022『女性のキャリアとビューティケア 昇進と外見・身だしなみの関係性を考える』ミネルヴァ書房
高木陽子, 高馬京子編,2022『越境するファッション・スタディーズ これからファッションを研究したい人のために』ナカニシヤ出版
キャリー・ブラックマン,2020,『ウィメンズウェア100年史』トゥーヴァージンズ
主な関連科目 社会学理論、社会意識論演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは授業内あるいは授業後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23206 2017~2023 2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED25104 2017~2023 2・3・4