授業コード 20029600 クラス
科目名 現代社会論B 単位数 2
担当者 中根 光敏 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 現代社会における構造変動と価値変容
授業の概要  現代社会に生起している諸現象・諸問題を社会構造の変動と価値変容と関連づけて考える。とりわけても、現代社会に生起している社会現象や社会問題を取り上げ、それらの背景として潜在化しているグローバリズム・個人化・リスク社会化・新自由主義などの問題群に関して考察する。
学習の到達目標 同時代を生きるという視角から現代社会に生起する問題群を理解できるようになる。
授業計画 第1回 01)イントロダクション:現代社会において幸福/不幸とは?
第2回 02)消費主義化社会の美学
第3回 03)ファストファッション/ファーストフード/100均ショップから垣間見る消費社会
第4回 04)マニア消費/オタク消費から読み解く現代社会の格差と憂鬱
第5回 05)カフェ文化から読み解く「エコ」「フェア」「健康」というイデオロギー
第6回 06)カフェ文化から読み解く現代社会の格差(オンデマンド)
第7回 07)カフェ文化からグローバリズムを照射する
第8回 08)消費主義化社会の新たな貧困
第9回 09)リスク化社会と個人化社会
第10回 10)コミュニケーションが労働となる現代社会
第11回 11)人間が「労働者」という資本の奴隷になる時
第12回 12)現代社会において富を産み出すのは何か?
第13回 13)現代人口論:社会問題化される「少子化」「婚活」「草食男子」に潜在化しているのは?
第14回 14)もう「社会」は壊れている?(オンデマンド)
第15回 15)総括:再び、現代社会において幸福/不幸とは?
授業外学習の課題 1.講義中に指定された課題・文献を読んで、講義に臨むこと。
2.毎回、講義中に指定された課題に関して、講義後、Moodleに課題レポートを書き込むことになります。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施します。
使用するソフトは、PowerPointですが、教材を視聴するためにPowerPointの最新バージョンを情報センターの指示に従って入手し、パソコンにインストールしておく必要があります。スマートフォンでは教材を視聴できません。詳細は教学センターへ問い合わせなさい。

講義の課題はMoodleに書き込むことになります。

(1)他の受講生に迷惑になるような私語・受講態度やスマートホンの使用などは許さない(単位を落とすことになります)。
(2)毎回、小テスト或いはレポートを行う。
(3)出席は単位取得の条件です。実習・就職活動などによる欠席も代替措置はなく欠席となります。
成績評価の方法・基準 課題レポートを点数化(合計100点)して総合的に評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 マウリツィオ・ラッツァラート『〈借金人間〉製造工場』作品社
アントニオ・ネグリ,マイケルハート『コモンウェルス』NHKブックス
アントニオ・ネグリ『戦略の工場』作品社
デヴィッド・グレーバー『負債論』以文社

ジャック・ドンズロ『都市が壊れるとき』人文書院
フレデリック・ロンドン『なぜ私たちは、喜んで”資本主義”の奴隷になるのか?』作品社
ウルリッヒ・ベック『〈私〉の神』岩波書店
※その他、講義中適宜紹介する
主な関連科目 現代社会論A
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了後、且つ、E-Mailでも受け付ける

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23217 2017~2023 2・3・4
人文学部教育学科(関連学科科目) FHED25103 2017~2023 2・3・4