授業コード 20011700 クラス
科目名 日本文化史Ⅰ 単位数 2
担当者 腮尾 尚子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 中古・中世の芸能史
授業の概要 (1)趣旨
一口に「日本文化」といっても、例えば「建築」「絵画」など様々なジャンルがあるが、この科目では、学生が比較的自学自習しづらいと思われる「芸能」というジャンルを取り扱う事にする。
中でも特に、途絶える事無く上演され続けてきた最古の演劇といわれる「能」について、力点を置いて解説する。

(2)対面型授業・座席指定制
新型コロナ感染予防を徹底しながら、「対面型」授業を行う。
第1回授業において、「座席表」により「座席指定」を行う。

(3)新型コロナ対策
新型コロナが蔓延した場合、途中回から「オンデマンド型」授業に切り替える可能性がある。
いつ「オンデマンド型」授業に切り替わっても困らないよう、各自、パソコン・プリンターを自宅で使えるようにしておく事。

(4)この科目を履修するための前提条件
必ず第1回授業に出席して、「授業ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。
「授業ガイダンス」を受けない学生や、受けても内容を理解しない学生には、この科目の履修を許可しない。

【注意】第1回授業に出席する際は、各自、この「シラバス」を紙に印刷して持って来る事。
(印刷の仕方が分からない場合、本学情報センターで教わる事が出来る。要予約)

(5)「漢字の小テスト」を受験するための前提条件
必ず第1回授業に出席して、「漢字の小テストガイダンス」を受け、その内容を理解する事。
「漢字の小テストガイダンス」の内容を理解しない学生には、受験を認めない。

(6)「前期末試験」を受験するための前提条件
欠席回数(出席カードの無効回数も含めた回数)を「2回以内」にとどめる事。
且つ、必ず第15回授業に出席して、「前期末試験ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。
「前期末試験ガイダンス」を受けない学生や、受けても内容を理解しない学生には、受験を認めない。

(7)穴埋め式「講義資料」の活用
ほぼ毎回、教室で、穴埋め式「講義資料」(紙)が配布される。
学生は教員の解説を聴き、板書を見ながら、穴埋め式「講義資料」の空所に、キーワードを「手書き」で記入する事。

(8)「出席カード」
毎回、指示されたテーマに沿って、「出席カード」に文章を「手書き」して提出する事。
「出席カード」の提出状況に基づいて、出席回数をカウントする。
所定の条件を満たしていない「出席カード」は、提出しても無効となる。(出席1回分としてカウントされない。)
学習の到達目標 (1)「ガイダンス」プリントを熟読する事により、読解力を身に付ける。
何のために何をするのか、しっかりと理解した上で、学習活動を行う。

(2)「漢字を書く力」を維持・発達させる。
近年(個人差はあるが)学生の全体的傾向として、漢字を書く力が著しく低下している。
パソコンに向かう時間が増え、文字を「手書き」する機会が減ったためと考えられる。
小学校~高校までの間に培ってきた折角の漢字力を簡単に手放してしまうのは勿体ない。
「出席カード」・「漢字の小テスト」・「前期末試験」において漢字を丁寧に「手書き」する事。

(3)「異文化理解」の姿勢を身に付ける。
「異文化」とは、外国の文化だけを指すわけではない。
同じ日本という国の文化であっても、数百年以上も前の古い日本の文化は、現代日本人にとって一種の「異文化」である。
「異文化」を真摯に学ぶ事を通して、視野を広げ、自分自身の立ち位置を客観的に俯瞰する力を身に付ける。
授業計画 第1回 《4月11日(火)5限》

(1)座席指定。
当日、教室内カードリーダー付近に「座席表」が置いてあるので、1人1枚ずつ取る事。
「座席表」に従って着席する事。

(2)「授業ガイダンス」のプリント配布と解説。
「授業ガイダンス」の内容は、この「シラバス」の内容とも関連する。
学生は各自、「シラバス」を紙に印刷して持参する事。
(印刷の仕方が分からない場合、本学情報センターで教わる事が出来る。要予約)

(3)「漢字の小テストガイダンス」のプリント配布と解説。
第2回 《4月18日(火)5限》

「授業外学習課題」のプリント配布と解説。
第3回 《4月25日(火)5限》

古典芸能の定義について
第4回 《5月2日(火)5限》 

舞楽について
第5回 《5月9日(火)5限》

管弦について
第6回 《5月16日(火)5限》

(1)「漢字の小テスト」実施。【20点満点】

(2)ここまでの学習のまとめ。
第7回 《5月23日(火)5限》

田楽について
第8回 《5月30日(火)5限》

猿楽について
第9回 《6月6日(火)5限》

能の誕生について
第10回 《6月13日(火)5限》

能の伴奏について
第11回 《6月20日(火)5限》

能の役者について
第12回 《6月27日(火)5限》

能の舞台について
第13回 《7月4日(火)5限》

能の代表的演目について
第14回 《7月11日(火)5限》

能と狂言の関係について
第15回 《7月18日(火)5限》

(1)「前期末試験ガイダンス」のプリント配布と解説。

(2)この科目の全体的な内容のまとめ。
授業外学習の課題 (1)「授業外学習課題」のプリントを使った学習
各自、このプリントに従って、計画的に自習する事。
事物の伝統的な名称・表記に親しむ事により、語彙を増やし、広く教養を身に付ける。

(2)言葉の意味・漢字の字形を調べる学習
授業中、自分にとって聞き慣れない言葉・見慣れない漢字が出てきたら、自主的にメモしておき、授業後に一つ一つ辞書を引いて丁寧に調べる事。
メモは、「講義資料」の余白に記すか、または、自分で用意したメモ用紙・ノートに記す事。
履修上の注意事項 (1)新型コロナ対策
各自、新型コロナのウイルスを教室内に持ち込まないよう、責任を持って行動する事。
この科目の履修者・教員を感染の危険にさらすような行動をとった学生に対しては、教室内立入禁止とする。

(2)全ての回の授業に出席する事が基本である。
欠席回数(出席カードの無効回数も含めた回数)が「3回以上」となった場合、単位を取得できない。
法定伝染病(インフルエンザなど)・忌引で休んだ場合は、欠席としてカウントしない。
それ以外の理由(教育実習などの実習・就職活動・部活動など)で休んだ場合は、欠席としてカウントする。

(3)第1回・第15回の授業を欠席した場合、単位を取得できない。

(4)提出物の文字を殴り書きする学生には、単位を認定しない。
文字を「手書き」する事が面倒だと思う学生は、この科目を絶対に選ばない事。
成績評価の方法・基準 (1)2種類の筆記試験の得点の合計(100点満点)によって、成績評価する。

「漢字の小テスト」(20点満点)
主に「授業外学習課題」から、漢字の読み書き問題を出題。
一部、「講義資料」からも、漢字の読み書き問題を出題。
 
「前期末試験」(80点満点)
主に「講義資料」所載のキーワードを書く問題を出題。
(1行~数行の説明文を読み、それに当てはまるキーワードを答える。)
一部、「授業外学習課題」から、漢字の読み書き問題も出題。

(2)「漢字の小テスト」・「前期末試験」は、参照物不可。

(3)「漢字の小テスト」・「前期末試験」の「追試験」は原則として実施しない。

(4)シラバス・ガイダンスの内容を理解しない学生、受講・受験のルールを守らない学生、迷惑行為を行う学生に対しては、点数や出席回数と関係なく、単位を認定しない。

(5)本人の努力不足やルール違反によって「D」・「X」となった学生が「単位を下さい」といってきても交渉には一切応じない。
テキスト 毎回の授業で配布する「講義資料」(穴埋め式のプリント)を以て、テキストに代える。
参考文献 『義太夫年表 近世篇』全6冊(祐田善雄編、八木書店、1979年~1982年)
『義太夫年表 近世篇別巻1・2』(祐田善雄編、八木書店、1990年)
『評釈江戸文学叢書』全11巻( 講談社、1970年)
『写真でみる 日本人の生活全集』全10巻(日本図書センター)
主な関連科目 「人文学部総合科目」の「日本文化史Ⅱ」など
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
「出席カード」に質問を書いてもよい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(人文学部総合科目) 2014~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) FHHS20102 2017~2023 1・2・3・4
人文学部教育学科(人文学部総合科目) FHED10102 2017~2023 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(人文学部) 2014~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) FHEN10003 2017~2023 1・2・3・4