授業コード 11028200 クラス
科目名 商法Ⅱ 単位数 2
担当者 和久野 藍 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 会社法入門 Company Law
授業の概要 会社法は、会社経営の基礎部分を定めるルールであるとともに、会社の利害関係者の利害調整を主目的とする法律です。もちろん「会社法にはどういうルールがあるのか」を学ぶのは重要ですが、その背後に「利害関係者のどのような対立があるのか」を意識すると理解の助けとなります。株主や会社経営者といった当事者たちの利害得失に焦点を当て、近年の事例・ニュースなどを取り上げて解説していきます。
学習の到達目標 会社法の趣旨・概要を理解する。
会社法の背景にある「関係者の利害対立」と、会社法が実社会においてどう活用されているのかを理解する。
授業計画 第1回 ガイダンス・会社法の役割とは
第2回 株式会社の意義と仕組み――「株式」とは何か、「株主の有限責任」
第3回 株式会社の意義と仕組み――「所有と経営の分離」、「株式譲渡自由の原則」
第4回 会社は株主をどう扱うべき?――「株主平等原則」、会社の「機関」についての概説
第5回 機関――「株主総会」
第6回 機関――「取締役・取締役会」、「監査役」
第7回 役員の義務――「善管注意義務」
第8回 役員への責任追及――「任務懈怠責任」
任務懈怠責任の追及方法――「株主代表訴訟」
第9回 役員の違法行為を阻止する方法――「差止請求」
第10回 会社外の者が損害を受けたら――「対第三者責任」
第11回 会社はビジネス資金をどうやって集める?――会社の「資金調達」
第12回 資金調達の方法――「募集株式の発行」
第13回 資金調達の方法――「募集株式の発行」
第14回 資金調達の瑕疵――「差止・無効確認・不存在確認」
第15回 資金調達の瑕疵――「買収防衛策」のケース
授業外学習の課題 各回に関連する事例・ニュースをインターネット等で確認しておくこと。
所要時間:30分程度
履修上の注意事項 基本的に対面授業としますが、新型コロナの状況によってはオンライン・オンデマンド型授業となる場合があります。
成績評価の方法・基準 期末レポート(5割)、授業への取り組み(5割)で評価します。
テキスト レジュメをウェブ経由で配布します。
参考文献 近藤光男ほか『基礎から学べる会社法(第5版)』弘文堂(2021)
主な関連科目 商法Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の前後で対応します。または以下のアドレスへご連絡ください。
ai.wakuno.s.2020@gmail.com

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(E群) 2016~2016 2・3・4
商学部商学科(D2群) FCBS24202 2018~2023 2・3・4
商学部経営学科(D2群) FCBA24202 2017~2023 2・3・4
経済科学部現代経済学科(G群) 2014~2016 2・3・4
経済科学部現代経済学科(G群) FECE20706 2017~2023 2・3・4
経済科学部経済情報学科(G群) 2014~2016 2・3・4
経済科学部経済情報学科(G群) FEEI20706 2017~2023 2・3・4