授業コード 11028100 クラス
科目名 商法Ⅰ 単位数 2
担当者 和久野 藍 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 金融商品取引法 Financial Instruments and Exchange Law
授業の概要 金融商品取引法は、いわゆる株式投資などの「有価証券」取引に関するルールを定めた法律です。有価証券取引は、投資家に利益をもたらすだけでなく、証券市場を通じて企業に資金を送り込む役割を果たしています。そのため同法の目的として、「投資家保護」とともに「効率的な市場の発展」があります。この授業では、この二つの観点から、市場での取引の適正化に関するルールを学びます。日常生活においてはなじみのない分野だと思われるので、近年の証券ビジネスの動向、投資家の実状や投資手法など、「投資」をめぐる現状を紹介しつつ解説していきます。「金融商品市場や、その内外のプレイヤー(取引主体)の行動」に着目し、「何故金商法がこういうルールになっているのか」を説明します。
学習の到達目標 金融商品市場の機能をふまえ、金融商品取引法の目的・仕組みを理解する。その上で、それを説明できるようになる。
授業計画 第1回 授業の進め方、金融商品取引法の概要について
第2回 金融商品取引法の全体像と主要な概念について
第3回 金融商品取引法の適用対象となる「有価証券」
第4回 有価証券の取引方法や、取引の場である「金融商品市場」について
第5回 企業から投資家に対する情報開示ルールのひとつ、「発行開示」について
第6回 「発行開示」について
第7回 「継続開示」について 【オンデマンド Google Classroomでの資料配信】
第8回 「虚偽の開示」をした者が負う責任
第9回 証券会社などの、「金融商品取引業」についてのルールを概観
第10回 「金融商品取引業者」の義務(誠実構成義務ほか)について
第11回 「金融商品取引業者」の義務について
第12回 会社関係者によるインサイダー取引について
第13回 公開買付けに関するインサイダー取引について
第14回 風説の流布、相場操縦について
第15回 以上についての総括・近年の問題について
授業外学習の課題 各回の内容について、関連する事例・ニュースなどをインターネットなどで確認すること。
所要時間:30分程度
履修上の注意事項 基本的に対面授業で行いますが、新型コロナの状況等により、オンラインまたはオンデマンドでの授業となる場合もあります。
成績評価の方法・基準 期末レポート(5割)、授業への取り組み(5割)で評価します。
テキスト レジュメをウェブ経由で配布します。
参考文献 近藤光男ほか『基礎から学べる金融商品取引法〔第4版〕』弘文堂(2018)
主な関連科目 商法Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業の前後で受け付けます。または、以下のアドレスへご連絡ください。
ai.wakuno.s.2020@gmail.com

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(E群) 2016~2016 2・3・4
商学部商学科(D2群) FCBS24201 2018~2023 2・3・4
商学部経営学科(D2群) FCBA24201 2017~2023 2・3・4
経済科学部現代経済学科(G群) 2014~2016 2・3・4
経済科学部現代経済学科(G群) FECE20705 2017~2023 2・3・4
経済科学部経済情報学科(G群) 2014~2016 2・3・4
経済科学部経済情報学科(G群) FEEI20705 2017~2023 2・3・4