授業コード 10009200 クラス
科目名 ビジネスプラン作成 単位数 2
担当者 山根 寛之 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ビジネスプラン作成(Business plan making)
授業の概要 ビジネスプラン(事業計画書)とは、事業を成功させるために作成する
ものですが、本来の目的は、

 (1)自分の考えを整理し、関係者と計画を共有するため
 (2)対外的な信用を高めたり、金融機関から融資を受けるため

ことにあります。

本講義では、ビジネスプラン作成に必要な知識と技能を、事例学習や
課題検討を通じて学びます。
学習の到達目標 本講義では、ビジネスプランの作成に必要な知識と技能を習得することだけでなく、
履修生の皆さんに、講師のこれまでの勤務経験(会計事務所、社会保険労務士事務所、
一般企業)を通じて実際に支援してきた経営者とのやりとりや、事業計画を策定した
時の体験談等もお伝えすることで、これから就職して新規事業の担当者になったり、
自ら創業する際に、学んだことをより実践的に役立ててもらえるようにします。
授業計画 第1回 講義ガイダンス、ビジネスプランの全体像及び社会人に必要なビジネス用語基礎
第2回 【事業形態】個人事業と法人(株式会社等)の違い、許認可及び創業に伴う届出
第3回 【事業構想】アイデア出し、提案の背景、事業コンセプトを考える
第4回 【事業構想】理念、ビジョン、行動指針を考える
第5回 【出店戦略】有店舗創業の場合の立地・建築のポイント
第6回 【事業内容】商品・サービスを具体化する(商品・サービスの特徴と優位性)(同時双方向型授業)
第7回 【事業戦略】ビジネスモデルの検討、マーケティング計画の具体化
第8回 【収支計画】資金計画を考える
第9回 【収支計画】損益計画を考える
第10回 【収支計画】資金繰り計画を考える
第11回 【資金調達】資金調達・融資交渉のポイント
第12回 【事業体制】人材・活動計画・リスクを考える
第13回 ワーク① 事業構想・収支計画
第14回 ワーク② 事業構想・収支計画
第15回 ワーク➂ 事業構想・収支計画及び学習のまとめ
授業外学習の課題 ・講義の内容を、忘れないうちに30分程度を目安に復習をしてください。その際、
 講義レジュメに線を引いたり、書き込みをした箇所を中心に、その意味・内容の
 再確認、その回の講義全体の要点は何か、また、それを誰かに理解してもらえる
 ように自分の言葉で説明できるかどうか、ということに注意しながら復習して
 みてください。
・ビジネスプランの作成に関連する知識は様々です。マーケティングや財務会計、
 経営など関連講義を受講している場合は、それらの講義の内容と関連付けて
 復習することも理解を促進します。
履修上の注意事項 ①定期試験は実施しません。
②小テスト(講義中に3回実施)と受講態度及び毎回提出のリアクションペーパー
 によって総合評価します。
③小テストの実施は事前に通知します。追試は行いませんのでご注意ください。
④【重要】第8回以降の講義では、電卓を準備して下さい。
⑤講義内ではワークショップなどもあり、皆さんに主体的に参加してもらいます。
 また、講義中の私語や遅刻は、学習を遅延させ、他の履修者に迷惑をかけます。
 履修内容への興味だけでなく自己責任をもって講義に参加しましょう。
成績評価の方法・基準 小テスト(3回実施):80%、
受講態度及びリアクションペーパー(毎回講義内容の定着度確認):20%
によって総合評価します。
テキスト 本講義のレジュメを毎回配布します。
参考文献 渡邉 卓 『これ一冊でできるわかる事業計画書のつくり方』 あさ出版 2015年
石井 真人 『自分でパパッとできる事業計画書』 翔泳社 2017年
手塚 貞治 『「ビジネスモデル思考」で新規事業を成功させる 「事業計画書」作成講座』 日本実業出版社 2018年
渡辺 政之 『カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方』 西東社 2017年
岩田 武久・山田 善紀 『実現する経営ビジョン・経営計画Q&A -熱気と一体感のある組織が企業を成長させる-』 同文舘出版 2021年
ドリームゲート編 『マネして完成!事業計画書 10業種36の事例で事業計画のまとめ方がよくわかる』 技術評論社 2020年
山端 康幸編 東京シティ税理士事務所 『<改訂2版>らくらく個人事業と株式会社「どっちがトク?」がすべてわかる本』 あさ出版 2017年
その他必要に応じて随時紹介します。
主な関連科目 経営学総論、人材マネジメント論、経営戦略論、マーケティング論、マーケティング戦略論、マーケティング・マネジメント、経営分析論、起業家精神養成講座、マーケティング・リサーチ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的には講義後に受け付けます。

【フィードバックの方法】
小テスト:講義の中で、正答と解説を行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(B群) 2016~2016 2・3・4
商学部経営学科(B2群) FCBA22210 2017~2023 2・3・4