授業コード 05600391 クラス 91
科目名 修大基礎講座 単位数 2
担当者 増田 尚史 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 修大基礎講座 Shudo First Year Experience
授業の概要  この科目は、一年次生が大学での学びや大学生活に円滑に移行するために、大学生としての態度や姿勢を身につけ、大学の学びに必要な学習スキルを習得することを目的としています。
 大学で学ぶためには、一年次生は、大学4年間の目標を明確にし、高校までの教育とは異なる大学の「学び」に特有なスキルを身につけ、主体的に学ぶことが必要です。さらに、大学生活を有意義にするために、大学の仕組みを理解し、大学の教職員や先輩や友人と深く関わることが必要です。以上に関わる授業内容を通して、一年次生が大学での学びと生活の基礎を築くことを目指します。
 この科目は、「授業計画」の欄にあるように、教員が担当する9回と部局(学習支援センターなど)が担当する6回とで構成されています。本科目に限らず大学の授業では、必ずしもあらかじめ決めた内容をあらかじめ決めた段取りで教え込むわけではありません。履修者からの質問や教員自身が授業を通じて気づいた問いに対して、授業という場において教員が格闘している様を見せることが、通信制の授業にはない面白さであり、そのような場面を目撃することによって履修者の自律的な学びにつながっていくものと思います。したがって、どういう質問をしたら教員がもがき苦しむだろうかと考えながら、教員担当回の授業を受けてください。当然のことながら、このような履修者と教員との相互作用により授業の内容や順序は変わることがあります。
学習の到達目標 ・大学生としての姿勢や学習態度を身につけ、実践することができる。
・大学における学びに必要な学習スキルの基礎を習得し、実践することができる。
・他の心理学専門科目を修得する際の自分なりの着眼点を身につけ、学習に活かすことができる。
授業計画 第1回 (心理学科教員担当)
「大学」というコト:大学で学ぶとは?
第2回 (学習支援センター担当)
学習スキル(1):ノートテイキング
第3回 (心理学科教員担当)
「心理学」というコト(1):心理学の過去、素朴心理学と科学的心理学、心理学の本質、心理学の研究領域
第4回 (学習支援センター担当)
学習スキル(2):4年間の学びの設計
第5回 (心理学科教員担当)
【オンデマンド授業(5月13日〜17日)】「心理学科」というコト:ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、カリキュラム・マップ
第6回 (心理学科教員担当)
【オンデマンド授業(5月18日〜24日)】「考える」というコト:知ることと考えること、概念・言葉の定義、運動としての考えること、疑うこと、問いを立てるということ
第7回 (図書館担当)
学習スキル(3):図書館活用法 - The Road to Library Expert: Step 1 -
第8回 (総合企画課・ひろしま未来協創センター・学生センター担当)
大学生としての姿勢(1):修大の歴史と成長サポート体制−成長するための留意事項−
第9回 (心理学科教員担当)
研究倫理というコト:科学という無間地獄、倫理的問題,研究倫理審査申請
第10回 (学習支援センター担当)
大学生としての姿勢(2):大学生活での思考力の鍛え方−自分の強み・弱みを把握する−
第11回 (学習支援センター担当)
大学生としての姿勢(3):目標設定と時間管理
第12回 (心理学科教員担当)
「論じる」というコト:読み書きをする理由、大学で求められる記述、因果を深掘りする
第13回 (心理学科教員担当)
「心理学」というコト(2):科学とは?、因果関係と相関関係、科学研究の循環、研究仮説と作業仮説(実験仮説)、実験要因・実験条件
第14回 (心理学科教員担当)
「心理学」というコト(3):データの分析、仮説の再検討、新たな問題意識へ
第15回 (心理学科教員担当)
心理学学修者というヒト:公認心理師・臨床心理士,公務員(心理専門職)、地域援助実践体験
授業外学習の課題 部局が担当する授業では、授業内容に沿った宿題やワークが課されます。提出期限を守って取り組みましょう。また、教員の担当する授業については、小レポート作成と合わせて総合的に考えることを求めます。
具体的には、「部局担当授業レジュメ」や宿題、小レポートの作成(授業1回あたり2時間)と事後資料やノートにもとづく復習やワークの完成(授業1回あたり2時間)に少なくとも計60時間の授業外学習を要します。
履修上の注意事項 ・ブレンド型授業を実施します。5月4日(みどりの日)の振替授業日である5月13日(土)の授業、および5月18日の授業(いずれも教員担当回)については、Moodleを利用した【オンデマンド授業】(オンデマンド型の非対面授業)とします。また、新型コロナウイルス感染症拡大等に伴って全学的に非対面授業へ移行した場合には、移行期間中のすべての授業回をMoodleを利用した【オンデマンド授業】(オンデマンド型の非対面授業)とします。
・授業全体を通して、授業内・外でのワークや宿題への取り組みを重視します。
・遅刻や早退、私語等、他の履修者の迷惑となるような行為は厳に慎んでください。
・遅刻や早退は欠席扱いとします。
成績評価の方法・基準 ワークや宿題、小レポートの内容をもとに、部局担当分40点、教員担当分60点で評価します。
なお,ワークや宿題には知識・技能,思考力,および判断力が反映され,小レポートの内容には知識・技能,思考力,表現力および他者との協創力が反映されていると想定しています。
テキスト ・部局が担当する授業では、「修大基礎講座 部局担当授業レジュメ」を使用します。部局が担当する授業の初回に学習支援センター編『ラーニング★ナビ-大学の学びとスタディスキル-』を配付しますので、授業に携行するようにしてください。
・教員が担当する授業では、「学修の手引き」を利用する回があります。事前の指示に従って授業に携行してください。
参考文献 ・専修大学出版企画委員会 編『新・知のツールボックス : 新入生のための学び方サポートブック』 専修大学出版局、2018
・井下千以子 著『思考を鍛えるレポート・論文作成法』第3版 慶應義塾大学出版会、2019
・井下千以子 著『思考を鍛える大学の学び入門 : 論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで』第2版 慶應義塾大学出版会、2020
主な関連科目 「初年次セミナー」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・部局が担当する授業については、各担当部局が質問や相談に応じます。なお、修大基礎講座の授業全般に関する質問は、学習支援センターが受け付けます。
・教員が担当する授業に関する質問や授業の形式に関する要望などは、出席カードを通じて提出することを求め、適宜、次回の授業時間内にフィードバックします。
・より複雑な事案については、事前にアポイントメントを取った上で、質問・相談をしてください。
 電話:082-830-1202(直通)もしくは内線3220
 電子メール:hmasuda@shudo-u.ac.jp
 面談場所:3号館2階面談スペース
・部局が担当する授業については、各担当部局が質問や相談に応じます。なお、修大基礎講座の授業全般に関する質問は、学習支援センターが受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(修道スタンダード科目) 2014~2016 1
人文学部人間関係学科社会学専攻(修道スタンダード科目) 2014~2016 1
人文学部人間関係学科教育学専攻(修道スタンダード科目) 2014~2015 1
人文学部教育学科(修道スタンダード科目) 2016~2016 1
人文学部英語英文学科(修道スタンダード科目) 2014~2016 1
健康科学部心理学科(修道スタンダード科目) WSSF10106 2017~2023 1
健康科学部健康栄養学科(修道スタンダード科目) WSSF10106 2017~2023 1