授業コード | 02120171 | クラス | 71 |
科目名 | 英語文書表現Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 波多野 五三 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 英語ライティング研究I English Writing Studies I |
授業の概要 | この授業では、大学レベルの英語のライティング(アカデミック・ライティング)を学び、自分の考えや意見をまとまりのある文章で表現できるようになることを目指します。そのためには、自分が伝えたい内容を整理し、英語の論理展開に基づいて説得力のある文章構成で書けるよう、段階的に学習に取り組む必要があります。 話しことばであれ書きことばであれ、私たちは単文([主語+自動詞/他動詞+目的語+(副詞や副詞句などの修飾語)]の組み合わせが一つしかない文構造)だけで意思のやり取りを行うわけではありません。 メール、手紙、日誌、会議記録、電話会話、スピーチ、プレゼンテーションなど、どのような形式のコミュニケーションにおいても、文法的な一貫性(cohesion)と意味的な統一性(coherence)を伴う段落(パラグラフ)のかたちで自分の気持ちや考えや情報などを伝えます。つまり、単文(ラインが代表的な事例)だけでは適切で十分な意思疎通を行うことは困難なのです。それゆえ、内容が読み手にしっかりと伝わる文章を書くためには、英語の文章作成の基本となるパラグラフ・ライティングのルールを理解し、その規則に従って文章を書く必要があります。 そこで、この授業では、パラグラフの種類とねらい(レトリック)を理解し、トピック=テーマごとに複数の文から構成されたパラグラフ(100語前後の長さの文章)を書けるように指導します。 前期は主に「Narrative/Descriptive Paragraph」「Comparison/Contrast Paragraph」「Cause/Effect Paragraph」、「Opinion Paragraph」 などについて学びます。その際に、自由な発想力や表現力を養いライティング・スキルに習熟するために、モデルとなるパラグラフの朗読と暗唱、基礎的な英文法知識の再確認、語彙のビルドアップなどにも取り組みます。 授業期間中に、テーマに即した複数のライティング課題に取り組み、期末試験では学習したスキルを生かして、与えられたテーマについて150語前後の英語で文章を書く課題にチャレンジします。 ★この授業は英検の英作文や英語面接に向けた対策としても大いに役立つはずです。英語で文章を書く訓練をとおして、書きことばだけでなく話しことばも上達させて下さい。 |
学習の到達目標 | ・英語で文章を書く際の思考の整理(アウトラインとパラグラフ構成に関するシンキング)や適切なアイディアの出し方を理解し、それらの方法論に習熟する。 ・身近なテーマについて英語のパラグラフを書けるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション(授業の進め方、予習・復習の仕方、課題、成績評価などについて) 【Unit 1-Lesson 1】 ・パラグラフの構造について ・パラグラフを構成する各文(パラグラフの下位要素)の順序 ・ライティング・プロセスにおける発想 |
第2回 | 【Unit 1-Lesson 2】 英語の5文型★添付ファイル参照 単文の構造=だれ/なに(が)+~する/である+なに/だれ(を)+どんなふうに/いつ/どこで 和文英訳 |
|
第3回 | 【Unit 2-Lesson 1】 Narrative Paragraphについて ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第4回 | 【Unit 2-Lesson 2】 Descriptive Paragraphについて ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第5回 | 【Unit 2-Lesson 3】 Narrative ParagraphまたはDescriptive Paragraphを書く ・モデルパラグラフ |
|
第6回 | 【Unit 3-Lesson 1】 Comparison/Contrast Paragraphについて ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第7回 | 【Unit 3-Lesson 2】 AdvantagesとDisadvantagesについて語る文章 ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第8回 | 【Unit 3-Lesson 3】 AdvantagesとDisadvantagesについて語る文章を書く ・モデルパラグラフ ・朝型と夜型の長短を語る文章 |
|
第9回 | 【Unit 4-Lesson 1】 Cause/Effect Paragraphについて(1) ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第10回 | 【Unit 4-Lesson 2】 Cause/Effect Paragraphについて(2) ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第11回 | 【Unit 4-Lesson 3】 Cause/Effect Paragraphを書く ・モデルパラグラフ ・大学生の睡眠不足を語る文章 |
|
第12回 | 【Unit 5-Lesson 1】 Opinion Paragraphについて(1) ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第13回 | 【Unit 5-Lesson 2】 Opinion Paragraphについて(2) ・モデルパラグラフ ・基礎英文法の再確認 ・語彙のビルドアップ |
|
第14回 | 【Unit 5-Lesson 3】 Opinion Paragraphを書く ・モデルパラグラフ ・大学生の睡眠不足を語る文章 |
|
第15回 | 【Unit 6】 パラグラフからエッセイへ―300語程度の文章を書く ・モデルパラグラフ ・効果的な勉強方法を語る文章 【前期の総括】 授業中の提出課題に対するフィードバック |
授業外学習の課題 | 毎授業について90分~120分の予習が絶対に欠かせません。上記の授業計画で示した、テキストの指定箇所(Unit X-Lesson Y)を必ず予習したうえで授業に出席して下さい。 |
履修上の注意事項 | 【注意事項】 ★この科目はレベル2以上の学生のみ履修可能です。 ★後期に「英語ライティング研究Ⅱ」を履修したい場合、前期にこの科目を履修しておくことを勧めます。 ・日本語で書いた文章をGoogleをはじめとする自動翻訳アプリで英訳してはいけません。 ・予習ならびに授業中にスマホや電子辞書を利用しても構いません。 ・課題の提出はオンライン(Google Classroom)を利用します。 ・欠席が多い場合は単位を取得できないことがあります。 【この科目はレベル2以上の学生のみ履修可能です。】 |
成績評価の方法・基準 | 授業中の小テストや簡単な課題(ミニッツペーパーを含む)の提出 10% 予習・復習の達成度、授業中の参加態度、発言回数・内容 10% ライティング課題 40% 定期(学期末)試験 40% |
テキスト | 著者名: 田地野彰 書名: A Guide to English Academic Writing for Beginners (邦題)『はじめてのアカデミックライティング』 出版年: 2020 出版社: 朝日出版社 ISBN: 978-4-255-15648-4 |
参考文献 | 必要に応じて授業中に適宜指示します。 |
主な関連科目 | 英語ライティング研究II |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中ならびに授業の前後に質問や相談に応じます。ミニッツペーパーに書かれた質問に対しては次回の授業で回答します。提出課題については個別にコメントを付けてフィードバックするとともに、必要に応じて全体の講評を授業中に述べます。 |
添付ファイル | 動詞と文構造(5文型).pdf | 説明 | 第2回授業の参考資料 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(外国語科目(英語)) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(外国語科目(英語)) | - | 2016~2016 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(外国語科目(英語)) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |