授業コード | 00037400 | クラス | |
科目名 | 総合教養講義a(中国の歴史と社会) | 単位数 | 2 |
担当者 | 王 偉彬 | 履修期 | 第2学期 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 中国の歴史と社会 |
授業の概要 | 東アジアに中国という巨大国が昔から存在する。広大な国土と世界一の人口を有するこの国は、どのように形成され、発展してきたか。 古代から存在した他の諸文明がいずれも滅んだが、4000年以上続いた中国文明は、文化的連続をきちんと保ってきた。 中国文明は、漢字を文化的基盤に、儒教等の中国思想を文化的中核として発展してきたが、分裂と統合、漢民族と異民族の交替支配が繰り返し、興隆、衰退など様々な激変の時代があった。 中国文明は周辺諸国にも大きな影響を与えた。しかし、近代以後、中国はアヘン戦争、アロー戦争、日清戦争等により、外国列強にたびたび破り、半植民地状態に陥った。20世紀に入ってから満州事変、日中戦争及び国内戦争などの戦乱が続き、中国はずっと動乱と貧弱の状態にあった。 20世紀半ば、「社会主義が中国を救える」という理念のもと、多くの知識人や若者が立ち上がり、社会主義体制の中華人民共和国を樹立した。しかし、「反右派闘争」、「大躍進運動」、「文化大革命」などのような混乱の時期が続いた。 新しい変化を見せたのは20世紀末期からの改革開放による経済成長である。2010年にGDPが世界2位に上り、そろそろアメリカを抜こうとする勢いである。100年前からいわれた「眠れる獅子」が、「台頭」して急成長するようになっている。 常に激動の変化にある中国をどう見るか。この授業では、一般的な歴史解説ではなく、中国の発展と変化を文明史論という視点から、「中国とはなにか」という問題意識を基に、中国の歴史と社会を解説することを目的とする。 (中華人民共和国の事情は第3学期の「政治と社会(中国)」、中国の対外関係は第4学期の「東洋政治外交史」で詳細に紹介する)。 |
学習の到達目標 | 多角的視点から中国を見ることができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 中国の形成と発展 |
第2回 | 中国の文化と思想 | |
第3回 | 秦と中国統一 | |
第4回 | 漢と中国の民族的、文化的基盤の形成 | |
第5回 | 三国から隋・唐・五代十国へ 統一と分裂の繰り返し | |
第6回 | 宋から元・明・清へ 漢民族と北方民族の政権交替 | |
第7回 | 西方からの衝撃 アヘン戦争と近代の幕開け | |
第8回 | 東方からの衝撃 日清戦争と日本の台頭 | |
第9回 | 復興への試み 洋務運動、戊戌変法、光緒新政 | |
第10回 | 民間の反発と革命 義和団運動、辛亥革命と中華民国の成立 | |
第11回 | 中華民国の苦闘 軍閥割拠、満州事変、国共内戦 | |
第12回 | 日中戦争 | |
第13回 | 第二次国共内戦 | |
第14回 | 中華人民共和国の成立 | |
第15回 | まとめ:中国歴史の文脈を考える (授業の進度や受講生の理解度により変更する場合がある)" |
授業外学習の課題 | 毎回1時間程度、教科書及び配布資料を読んでおくこと。 |
履修上の注意事項 | 対面授業を行う(コロナの状況や特殊の事情により非対面授業に切り替えることがある)。 【対面授業】 有 【非対面授業】 有 (同時双方向:無、オンデマンド:有〈Moodle利用〉 【課題研究】 有 *課題提出不足の場合は減点、未提出の回数が50%を超えると単位の認定ができないことがあるので、注意してください。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験 テスト又はレポート 50% 平常点(課題や小テスト等) 50% (欠席は減点) |
テキスト | ①中園和仁編『中国がつくる国際秩序』(ミネルヴァ書房、2013年)(部分利用) (「東洋政治外交史」、「政治と社会〈中国〉、「文明論研究」〈隔年開講〉の授業でも同じテキストを使用する) ②授業資料" |
参考文献 | 適宜に紹介する。 |
主な関連科目 | 東洋政治外交史 政治と社会(中国) 文明論研究(隔年開講) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
①質問はメール(wangwb@shudo-u.ac.jp)で受け付けます。 ②相談する場合はメールで連絡してください。 ③試験やレポートについてのコメント(またはフィードバック)は、対面授業の場合は、授業時間中に行い、非対面の場合はMoodleにて行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
商学部商学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2017 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2018~2023 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL13205 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
健康科学部心理学科(教養科目) | - | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | - | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13205 | 2018~2023 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL13205 | 2018~2023 | 1・2・3・4 |