授業コード | 00025500 | クラス | |
科目名 | 総合教養講義b(江戸時代の服飾) | 単位数 | 2 |
担当者 | 腮尾 尚子 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 江戸時代に発達した染色技法 |
授業の概要 | (1)趣旨 古代~中世にかけての時代、「模様が付いている衣服」を着る事は、上流階級の特権的贅沢であった。 当時の衣服の模様は、主として「織り模様」・「縫い模様」であり、それらの製作コストが非常に高かったからである。 しかし江戸時代に入ると、「織り模様」・「縫い模様」より製作コストを低く抑えられる「染め模様」が発達した。それにより、ようやく庶民(町人など)も「模様が付いている衣服」を着るようになっていった。 この科目では、江戸時代の庶民の衣服文化を豊かにした、創意工夫に満ちた、模様染色の技法について、詳しく解説する。 (それらの模様染色の技法は、高度な手わざによるものであるため、様々な製造業が広く機械化された現代においては、むしろ非常に高価な技法となっている。) (2)対面型授業・座席指定制 第1回授業において、「座席表」により「座席指定」を行う。 (3)新型コロナ対策 新型コロナが蔓延した場合、途中回から「オンデマンド型」授業に切り替える可能性がある。 いつ「オンデマンド型」授業に切り替わっても困らないよう、各自、パソコン・プリンターを自宅で使えるようにしておく事。 (4)この科目を履修するための前提条件 必ず第1回授業に出席して、「授業ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 「授業ガイダンス」を受けない学生や、受けても内容を理解しない学生には、この科目の履修を許可しない。 【注意】第1回授業に出席する際は、各自、この「シラバス」を紙に印刷して持ってくる事。 (印刷の仕方が分からない場合、本学情報センターで教わる事が出来る。要予約) (5)「漢字の小テスト」を受験するための前提条件 必ず第1回授業に出席して、「漢字の小テストガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 「漢字の小テストガイダンス」の内容を理解しない学生には、受験を認めない。 (6)「後期末試験」を受験するための前提条件 欠席回数(出席カードの無効回数も含めた回数)を「2回以内」にとどめる事。 且つ、必ず第15回授業に出席して、「後期末試験ガイダンス」を受け、その内容を理解する事。 「後期末試験ガイダンス」を受けない学生や、受けても内容を理解しない学生には、受験を認めない。 (7)穴埋め式「講義資料」の活用 ほぼ毎回、教室で、穴埋め式「講義資料」(紙)が配布される。 学生は教員の解説を聞き、板書を見ながら、穴埋め式「講義資料」の空所に、キーワードを「手書き」で記入する事。 (8)「出席カード」の記入・提出 毎回、指示されたテーマに沿って、「出席カード」に文章を「手書き」して提出する事。 「出席カード」の提出状況に基づいて、出席回数をカウントする。 所定の条件を満たしていない「出席カード」は、提出しても無効となる。(出席1回分としてカウントされない。) |
学習の到達目標 | (1)「ガイダンス」プリントを熟読する事により、「読解力」を身に付ける。 何のために何をするのか、しっかりと理解した上で、学習活動を行う事。 (2)「漢字を書く力」を維持・発達させる。 近年(個人差はあるが)学生の全体的傾向として、漢字を書く力が著しく低下している。 パソコンに向かう時間が増え、文字を「手書き」する機会が減ったためと考えられる。 小学校~高校までの間に培ってきた折角の漢字力を、簡単に手放してしまうのは勿体ない。 「出席カード」・「漢字の小テスト」・「後期末試験」において漢字を丁寧に「手書き」する事。 (3)「異文化理解」の姿勢を身に付ける。 「異文化」とは、外国の文化だけを指すわけではない。 同じ日本という国の文化であっても、数百年以上も前の古い日本の文化は、現代日本人にとって一種の「異文化」である。 「異文化」を真摯に学ぶ事を通して、視野を広げ、自分自身の立ち位置を客観的に俯瞰する力を身に付ける。 |
授業計画 | 第1回 | 《9月21日(木)2限》 (1)座席指定。 当日、教室内カードリーダー付近に「座席表」が置いてあるので、1人1枚ずつ取る事。 「座席表」に従って着席する事。 (2)「授業ガイダンス」のプリント配布と解説。 「授業ガイダンス」の内容は、この「シラバス」の内容とも関連する。 学生は各自、「シラバス」を紙に印刷して持参する事。 (印刷の仕方が分からない場合、本学情報センターで教わる事が出来る。要予約) (3)「漢字の小テストガイダンス」のプリント配布と解説。 |
第2回 | 《9月28日(木)2限》 「授業外学習課題」のプリント配布と解説。 |
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第3回 | 《10月5日(木)2限》 「服飾」の意味 |
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第4回 | 《10月12日(木)2限》 江戸時代に発達した染色技法 |
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第5回 | 《10月19日(木)2限》 友禅染めの誕生 |
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第6回 | 《10月26日(木)2限》 (1)「漢字の小テスト」実施。【20点満点】 (2)ここまでの学習のまとめ。 |
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第7回 | 《11月9日(木)2限》 友禅染めの原理 |
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第8回 | 《11月16日(木)2限》 友禅染めの工程 |
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第9回 | 《11月23日(木)2限》 ※大学が定めた祝日授業日 小紋染めの誕生と流行 |
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第10回 | 《11月30日(木)2限》 小紋染めの原理 |
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第11回 | 《12月7日(木)2限》 小紋染めの工程(型紙彫刻) |
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第12回 | 《12月14日(木)2限》 小紋染めの工程(型付け) |
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第13回 | 《12月21日(木)2限》 小紋染めの工程(地染め) |
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第14回 | 《1月11日(木)2限》 小紋染めの吉祥模様 |
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第15回 | 《1月18日(木)2限》 (1)「後期末試験ガイダンス」のプリント配布と解説。 (2)この科目の全体的な内容のまとめ。 |
授業外学習の課題 | (1)「授業外学習課題」のプリントを使った学習 各自、「授業外学習課題」のプリントに従って、計画的に自習する事。 事物の伝統的名称・表記に親しむ事により、語彙を増やし、広く教養を身に付ける。 (2)言葉の意味・漢字の字形を調べる学習 授業中、自分にとって聞き慣れない言葉・見慣れない漢字が出てきたら、自主的にメモしておき、授業後に一つ一つ辞書を引いて丁寧に調べる事。 メモは、「講義資料」の余白に記すか、または、自分で用意したメモ用紙・ノート等に記す事。 |
履修上の注意事項 | (1)新型コロナ対策 各自、ウイルスを教室内に持ち込まないよう、責任を持って行動する事。 この科目の履修者・教員を危険にさらすような行動をとった学生に対しては、教室内立入禁止とする。 (2)「全ての回の授業に出席する事」が基本である。 欠席回数(出席カードの無効回数も含めた回数)が「3回以上」となった場合、単位を取得できない。 法定伝染病(新型コロナ・インフルエンザなど)・忌引で休んだ場合は、欠席としてカウントしない。 その他の理由(教育実習などの実習・就職活動・部活動など)で休んだ場合は、欠席としてカウントする。 (3)第1回・第15回の授業を欠席した場合、単位を取得できない。 (4)提出物の文字を殴り書きする学生には、単位を認定しない。 文字を「手書き」する事が面倒だと思う学生は、この科目を絶対に選ばない事。 (5)この科目の授業中、スマートフォンは使用出来ない。 時刻を見る際は、スマートフォンではなく、腕時計を見る事。 常にスマートフォンを触りたいと思う学生は、この科目を絶対に選ばない事。 (6)第1回授業の「定刻開始」を阻害する学生には、この科目の履修を許可しない。 特別な個人的事情を有する学生は、第1回授業開始直前になってから急に教員に申し出るのではなく、遅くとも9月19日までに、教学センター・学生センター等を通じて、教員に連絡する事。 |
成績評価の方法・基準 | (1)2種類の筆記試験の得点の合計(100点満点)によって、成績評価する。 「漢字の小テスト」(20点満点) 主に「授業外学習課題」から、漢字の読み書き問題を出題。 一部、「講義資料」からも、漢字の読み書き問題を出題。 「後期末試験」(80点満点) 主に「講義資料」所載のキーワードを書く問題を出題。 (1行~数行の説明文を読み、それに当てはまるキーワードを答える。) 一部、「授業外学習課題」から、漢字の読み書き問題も出題。 (2)「漢字の小テスト」・「後期末試験」は、参照物不可。 (3)「漢字の小テスト」・「後期末試験」の「追試験」は、原則として実施しない。 (4)シラバスやガイダンスの内容を理解しない学生、受講や受験のルールを守らない学生、迷惑行為を行う学生に対しては、点数や出席回数と関係なく、単位を認定しない。 (5)本人の努力不足やルール違反により「D」「X」となった学生が「単位を下さい」といってきても交渉には一切応じない。 |
テキスト | 授業中に配布する「講義資料」(穴埋め式プリント)を以てテキストに代える。 |
参考文献 | 『浮世絵大系』(毎日新聞社) 『江戸時代庶民文庫』(大空社) 『近世町人思想集成』(クレス出版) 『伝承デザイン資料集成 日本のしるし』全5巻(日本図書センター) |
主な関連科目 | 「人文学部総合科目」の「日本文化史Ⅱ」など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
「出席カード」に質問を書いてもよい。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
商学部商学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2017 | 2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2018~2023 | 2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL23103 | 2017~2023 | 2・3・4 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL23103 | 2018~2023 | 2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL23103 | 2018~2023 | 2・3・4 |