授業コード | 00019200 | クラス | |
科目名 | 西洋文学 | 単位数 | 2 |
担当者 | 杉浦 順子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 近現代フランス語圏⽂学/Modern and Contemporary francophone Literature |
授業の概要 | 20〜21世紀のフランス語で書かれた小説作品から、代表的な作家、作品を教材に、それらの作品が書かれた時代背景や、作品が提起する問題、特徴的な表現方法などを解説していく。 人間にとって普遍的な問題を扱った優れた文学作品は、それが書かれた時代を現代に生きる私達に伝えてくれるだけでなく、時代を超えて私達に人間としてのあり方を考えさせてくれるものである。 2023年度は、日本でもよく知られている『星の王子さま』のほか、ノーベル賞を受賞した作家(アルベール・カミュ、パトリック・モディアノ、アニー・エルノー)の作品を中心に紹介していく予定である。実際に授業で抜粋を読みながら、それが書かれた意義、社会背景を紹介し、作品が提起する問題について考察する。 |
学習の到達目標 | フランスやフランス語圏で現代に創作された文学作品を読み、これらの背後にある歴史的、社会的情勢に関する基本的な知識を得る。また、多様な文体を読み解く力を養うと同時に、授業中に課すリアクション・ペーパーなどを通して、理解した内容をまとめて第三者に伝えたり、自分の考えを表現して伝えられる文章力を身につける。また、授業を通して、通常の読書とは違う、時間をかけた細部にも目配せした読みを味わってほしい。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:授業の趣旨、進め方、評価方法。文学について、この授業が目指すところ。 フランス文化の源流について |
第2回 | 前回の復習(フランス文化の源流) サン=テグジュペリ『星の王子さま』① :作品の執筆背景、タイトルと全体の構成について |
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第3回 | サン=テグジュペリ『星の王子さま』② :作品前半のキーワードと主要人物の解説 | |
第4回 | サン=テグジュペリ『星の王子さま』③ :作品後半のキーワードと主要人物の解説 | |
第5回 | オンデマンド : サン=テグジュペリ『星の王子さま』④ :まとめ | |
第6回 | アルベール・カミュ 『異邦人』 ① : カミュについて、作品の執筆背景 | |
第7回 | アルベール・カミュ 『異邦人』 ② : 作品解説 | |
第8回 | アルベール・カミュ『異邦人』 ③ :まとめ 『異邦人』から派生した作品 :カメル・ダーヴド『もうひとつの「異邦人」』 |
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第9回 | アルベール・カミュ 『ペスト』 ① :作品の執筆背景、主題について(予兆するものとしての文学) | |
第10回 | アルベール・カミュ 『ペスト』 ② :作品解説、カミュまとめ | |
第11回 | オンデマンド:小説芸術の成立・発展について。 近代小説の成立とその発展(19世紀の小説史を、メディアの発展とともに概観する) |
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第12回 | パトリック・モディアノの作品世界(第二次世界大戦とフランスのユダヤ人) | |
第13回 | パトリック・モディアノ『1941年パリ尋ね人』 作品解説 | |
第14回 | アニー・エルノーの作品世界 | |
第15回 | 本講義全体のまとめ |
授業外学習の課題 | 授業で取り上げた作品のほか、取り上げた作家の別の作品などを⾃主的に読んでもらうことを受講者に期待している。 平均すれば,毎週1時間程度の⾃宅学習が必要になると思われる。 |
履修上の注意事項 | ・ブレンド型授業を実施する。資料の掲示・配布、また小テストほか授業に関するアナウンスはGoogle Classroomを利用するので、第一回目の授業後に、受講者はかならず登録をすること。 - 5月18日(木)のサミット期間の授業は休講とする。補講日については、最初の授業やGoogle classroom上で知らせる。 ・扱う⽂学作品は翻訳で読むので外国語の知識は不要だが、⽂学への関⼼がない者、読書の習慣がない者にとっては苦痛な授業になるので、受講しない⽅がよい。 ・担当教員はリアクション・ペーパーやレポートを丹念に読む(授業を通して、興味深い内容は、受講者で共有します)。 ・授業開始後20分経過後の⼊室は,交通機関遅延の場合を除き禁⽌する。また許可なき途中退室も禁⽌する。従わない場合は平常点が減点される。 |
成績評価の方法・基準 | ・平常点(授業中のリアクション・ペーパーに加え受講態度も加味)20%+学期中レポート(1本)30%+期末試験(授業で得た知識を問う)50%で総合的に評価する予定である。 ・学期中レポートを提出することが、期末試験受験の前提となる。レポートの提出がなければ,期末試験受験を認めない。また,⽋席が三分の⼀を超えた者や受講態度が極端に悪い者も,期末試験受験を認めない。 ・教育実習や就職活動中の受講者は事前に必ず相談すること。 |
テキスト | プリント配布。教科書は用いないが、授業で扱う予定の作品を購入して、通して読むことを強く奨励する。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介する。なお、扱う予定の作品はサン・テグジュペリ『星の王子さま』(=『小さな王子』)、アルベール・カミュ『異邦人』、『ペスト』、パトリック・モディアノ『1941 パリ尋ね人』、アニー・エルノー『事件』など |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・授業内容に関する質問は受講者全員で共有した⽅が良いので、リアクション・ペーパーなどに質問を書くことを推奨する(次回の授業中に全員の前で回答する)。 ・出⽋は⾃分できちんと数え,「⾃分の⽋席は何回ですか」という質問はしないこと。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
商学部商学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2017 | 1・2・3・4 |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2018~2023 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL11106 | 2017~2023 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL11106 | 2018~2023 | 1・2・3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL11106 | 2018~2023 | 1・2・3・4 |