授業コード 93213000 クラス
科目名 政策研究演習Ⅱ(事例研究) 単位数 2
担当者 伊藤 敏安 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 政策研究演習Ⅱ Studies on local public policy Ⅱ
授業の概要 ・公共政策論や公共経済学にまたがる問題として“Nudge”と“Libertarian paternalism”を取り上げ、法哲学の批判的知見をふまえたうえで、公共政策への適用可能性と課題について議論する。
学習の到達目標 ・公共政策における“Nudge”と“Libertarian paternalism”の応用の適否について自分で考え、自分で評価できる知識を修得する。
授業計画 第1回 ・イントロダクション
・Thaler & Sunstein (2003),"Behavioral Economics, Public Policy, and Paternalism"の読み合わせ、基礎知識の修得。その1
第2回 ・Thaler & Sunstein (2003),"Behavioral Economics, Public Policy, and Paternalism"の読み合わせ、基礎知識の修得。その2
第3回 ・Gane (2021),"Nudge Economics as Libertarian Paternalism"の読み合わせ、基礎知識の修得。その1
第4回 ・Gane (2021),"Nudge Economics as Libertarian Paternalism"の読み合わせ、基礎知識の修得。その2
第5回 ・Hansen (2016),"The Definition of Nudge and Libertarian Paternalism: Does the Hand Fit the Glove?"の読み合わせ、基礎知識の修得。その1
第6回 ・Hansen (2016),"The Definition of Nudge and Libertarian Paternalism: Does the Hand Fit the Glove?"の読み合わせ、基礎知識の修得。その2
第7回 ・文献1、第1章「自己決定権」についての読み合わせ、検討。
第8回 ・文献1、第2章「Nudge批判」についての読み合わせ、検討。
第9回 ・文献1、第3章「選択的アーキテクチャ観」についての読み合わせ、検討。
第10回 ・文献1、第4章「民主制とNudge」についての読み合わせ、検討。
第11回 ・文献1、第5章「熟議とNudge」についての読み合わせ、検討。
第12回 ・文献1、第6章「選択的アーキテクチャとしてのカフェテリアデザイン」についての読み合わせ、検討。
第13回 ・文献1、第7章「リバタリアンからみたリバタリアン・パターナリズム」についての読み合わせ、検討。
第14回 ・文献1、第8章「パターナリズムからみたリバタリアン・パターナリズム」についての読み合わせ、検討。
第15回 ・今期の学修に関する総合的検討。
授業外学習の課題 ・問題意識を持つこと。
・学修と研究に関するアイデアをメモする習慣をつけること。
履修上の注意事項 ・「政策研究演習Ⅲ」と連続して受講すること。
成績評価の方法・基準 ・毎回の発表の内容、まとめ方、プレゼンテーションの仕方(60%)、議論への参加状況(40%)から総合的に評価。
テキスト ・文献1、那須耕介、橋本努編著『ナッジ!?』、勁草書房、2020。
・文献2、キャス・サンスティーン『入門 行動科学と公共政策』、勁草書房、2021。
・文献3、大竹文雄『行動経済学の使い方』、岩波書店、2019。
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・授業に関する質問等は、その場またはメイルで随時受け付ける。
・オフィスアワーは火曜日5限。事前にメイルで確認すること。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M国際政治学専攻 2022~2022 1・2