授業コード 93209500 クラス
科目名 地域・歴史研究Ⅹ(グローバルヒストリー) 単位数 2
担当者 宇野 伸浩 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 グローバルヒストリー
授業の概要 歴史学において、近年グローバルヒストリー研究が注目されており、歴史研究の重要課題となりつつある。この科目では、グローバル化あるいは世界の一体化が進んだ13世紀、16世紀、19世紀の歴史に関する研究書・論文などをとりあげ、近年の研究動向を理解するとともに、グローバル化の現象について理解を深め、研究上の論点について議論する。グローバル化は徐々に一定の速度で進むのではなく、急速に進む時期と逆に弱まる時期があり、変動を繰り返しながら現代に至っている。そこで、急速にグローバル化が進んだ16世紀、19世紀をとりあげることにする。
学習の到達目標 世界史上のグローバル化が進んだ時代の状況を理解し、どのような要因でグローバル化が進むのかについて、具体的に分析し考えることができる力を身につける。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 近年のグローバルヒストリー研究
第3回 文献購読⓵ 文献を読み内容を把握するとともに、重要な論点について議論する(導入)。
第4回 文献購読➁ 文献を読み内容を把握するとともに、重要な論点について議論する(解説前半)。
第5回 文献購読③ 文献を読み内容を把握するとともに、重要な論点について議論する(解説後半)。
第6回 文献購読④ 文献を読み内容を把握するとともに、重要な論点について議論する(議論)。
第7回 文献購読⑤ 文献を読み内容を把握するとともに、重要な論点について議論する(まとめ)。
第8回 文献購読⓵ 受講生自身が関係する文献を探し、そのうちの一つを読み、議論する(導入)。
第9回 文献購読➁ 受講生自身が関係する文献を探し、そのうちの一つを読み、議論する(解説)。
第10回 文献購読③ 受講生自身が関係する文献を探し、そのうちの一つを読み、議論する(議論)。
第11回 文献購読④ 受講生自身が関係する文献を探し、そのうちの一つを読み、議論する(まとめ)。
第12回 授業外の課題の解説
第13回 授業外の課題の中間発表
第14回 授業外の課題の作成指導⓵
第15回 授業外の課題の作成指導➁
授業外学習の課題 グローバルヒストリー研究に関する研究書・論文を読み、書評・レビュー論文を作成する。授業で取り上げた文献以外を選択してもよい。文献購読では、目安として毎回2時間以上の授業外の学習を行い、要約を作成する。書評・レビュー論文作成には、目安として10時間以上の授業外の学習を行って完成させる。
履修上の注意事項 授業は、受講生がテキストの文献を読み、内容を要約して発表し、それをもとに議論するという形式で進める。
成績評価の方法・基準 授業における取り組み(50%)と授業外の課題として提出したもの(50%)にもとづき、総合的に評価する。
テキスト 受講生と相談して、参考文献の中からテキストとしてとりあげる文献を決定する。
参考文献 秋田茂編『グローバル化の世界史』(MINERVA世界史叢書 2)ミネルヴァ書房
ゼバスティアン・コンラート『グローバル・ヒストリー: 批判的歴史叙述のために』岩波書店
宮田絵津子『マニラ・ガレオン貿易』慶応大学出版会
デニス・フリン『グローバル化と銀』山川出版社
主な関連科目 地域・歴史研究演習Ⅹ(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
教室あるいは研究室において授業の前後に質問・相談に対応する。
提出された書評・レビュー論文に対して、口頭あるいはメールでコメントを行うことによって、受講者にフィードバックを行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M国際政治学専攻 2022~2022 1・2