授業コード 93207600 クラス
科目名 国際関係・平和研究Ⅴ(平和理論) 単位数 2
担当者 佐渡 紀子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 平和研究と国際規範 - Peace Research -
授業の概要 平和研究の発祥機から発展期の研究成果を用いて、平和研究の理論や研究の射程は、どのように発展を遂げてきたのかを分析する。また平和研究の近年の動向(分析手法やテーマ)を、平和研究に関する雑誌論文を用いて、分析する。これらを通じて、平和研究の問題意識、分析手法の特性、意義、課題を把握する。
学習の到達目標 平和研究の理論や分析手法の発展を説明することができる。
平和研究の特性や意義、並びに課題を説明することができる。
授業計画 第1回 ガイダンス(運営方針の共有とスケジュールの確定)
第2回 発祥期の平和研究:戦争の不在に向き合う(戦略論)
第3回 発祥期の平和研究:戦争の不在に向き合う(核抑止)
第4回 発祥期の平和研究:戦争の不在に向き合う(軍備拡張)
第5回 転換期の平和研究:国際構造と平和(南北問題)
第6回 転換期の平和研究:国際構造と平和(貧困と抑圧)
第7回 転換期の平和研究:国際構造と平和(軍事化)
第8回 発展期の平和研究:学際研究としての平和研究(格差と抑圧)
第9回 発展期の平和研究:学際研究としての平和研究(安全保障)
第10回 発展期の平和研究:学際研究としての平和研究(環境)
第11回 成熟期の平和研究:平和の再定義の試み(驚異の多様化)
第12回 成熟期の平和研究:平和の再定義の試み(客体の多様化)
第13回 成熟期の平和研究:平和の再定義の試み(分析のアプローチの多様化)
第14回 平和研究の特性と課題の検討
第15回 総括:自身の研究を平和研究の視座から位置付ける
授業外学習の課題 1. 各回のテキストを読み、著者の主張と論証を分析するとともに、論点を抽出する。
2. 発表担当者は、担当箇所のレジュメを作成する。
3. 上記1.および2.に取り組むため、各回おおむね2時間を要します。
履修上の注意事項 1.本科目は講義形式ではなく、受講生による文献読解、発表およびディスカッションによって運営する。
2.新型コロナウイルス感染症の流行状況により、非対面授業に移行する場合があります。Moodleコースや教学システムを通じたアナウンスに注意してください。
成績評価の方法・基準 教材の理解度(プレゼンテーション、レジュメ) 50%
議論への貢献度 50%
テキスト 日本平和学会(編)『平和をめぐる14の論点: 平和研究が問い続けること』法律文化社、2018年
そのほか、授業時に読解・分析用の資料を配布します。
参考文献 日本平和学会(編)『平和を考えるための100冊+α』法律文化社2013年
主な関連科目 平和研究II(安全保障)、平和研究演習I(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問、相談は、授業終了時に受け付けます。
2.時間をかけての質問や相談がある場合には、メールまたは直接、連絡をしてください。面談日程を調整します。
3.教材の理解度、議論についてのフィードバックは、授業時に行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M国際政治学専攻 2022~2022 1・2