授業コード | 93207200 | クラス | |
科目名 | 国際関係・平和研究Ⅰ(国際政治論) | 単位数 | 2 |
担当者 | 三上 貴教 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | フクロウ派、ジョセフ・ナイの国際政治学 |
授業の概要 | ジョセフ・ナイによる国際政治学の定番的なテキストを読み進める。ナイはしばしばリベラリストとして分類される国際政治学者だが、自身は好戦的なタカ派でも、いかなる武力行使も否定するハト派でもなく、知恵を重視するフクロウ派だと述べている。ナイによるテキストから国際政治学の基礎をあらためて確認する。 ナイのテキストを読んだ後で、宮城大蔵による日本の戦後史について概観しておく。 |
学習の到達目標 | 国際政治学の基礎を固め、日本外交について議論をして、知見を深める。 |
授業計画 | 第1回 | 第1回 イントロダクション |
第2回 | 第2回 世界政治における紛争には一貫した論理があるか? | |
第3回 | 第3回 紛争と協調を説明する | |
第4回 | 第4回 ウェストファリアから第一次世界大戦まで | |
第5回 | 第5回 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦 | |
第6回 | 第6回 冷戦 | |
第7回 | 第7回 冷戦後の紛争と協調 | |
第8回 | 第8回 グローバリゼーションと相互依存 | |
第9回 | 第9回 情報革命と脱国家的主体 | |
第10回 | 第10回 未来に何が期待できるか? | |
第11回 | 第11回 「アジア」の誕生 | |
第12回 | 第12回 日本の「南進」とその波紋 | |
第13回 | 第13回 脱植民地化をめぐる攻防 | |
第14回 | 第14回 戦後アジアの転換点 | |
第15回 | 第15回 アジア冷戦の溶解 |
授業外学習の課題 | 毎回、受講生はテキストに基づく報告を行う。 |
履修上の注意事項 | テキストは必ずしも肯定的に検討されるわけではない。時に批判的に考察されることもあることに注意すること。 |
成績評価の方法・基準 | 毎回の報告が70%、ディスカッションへの貢献が30%。 |
テキスト | ジョセフ・S・ナイ・ジュニア/デイヴィッド・A・ウェルチ(田中明彦/村田晃嗣訳)『国際紛争 原書第10版』(2017)有斐閣. 宮城大蔵『増補 海洋国家日本の戦後史』(2017)筑摩学芸文庫. |
参考文献 | 必要に応じて授業中に紹介する。 |
主な関連科目 | 国際関係研究Ⅴ(外交政策論) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
昼休みに設定する。事前にメールで連絡を受け、アポを明確にして対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2022~2022 | 1・2 |