授業コード 93202400 クラス
科目名 比較政治研究Ⅳ(比較ジャーナリズム論) 単位数 2
担当者 船津 靖 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ジャーナリズムと現代社会  Journalism and Contemporary Society
授業の概要  授業は少人数の院生・学生と教員の対面方式です。院生・学生は自分で選んだ資料を読んで発表し、教員が補足、指導します。資料の選択については院生・学生の関心を十分に聞き取った後、相談して決めます。 日本語と英語の記事、資料、論文、書籍などが対象です。
 著名なジャーナリズムの作品や学術書の輪読なども選択肢の一つです。対象は内外を問いません。目下の時事問題、著名なジャーナリストの研究、ジャーナリズムの基盤となるリベラル・デモクラシーの政治思想など多岐にわたります。
 大きな事件が起きた場合は取り上げます。
【実務経験】
 教員は記者として国内で事件・事故などの司法取材、県政や国政選挙を取材後、モスクワ、エルサレム、ロンドンの特派員、ニューヨーク支局長、国際局幹部、編集・論説委員など報道の実務に携わってきた。
学習の到達目標  内外のニュースを的確に分析する知識・判断力が身に着けられるようになる。
 英語の記事や論文が読めるようになる。
 社会で通用する具体的で説得力のある文章が書けるようになる。
 ジャーナリズムの基盤であるリベラル・デモクラシーの歴史や思想が理解できるようになる。
 以下の授業計画はまったく暫定。内外の情勢、院生・学生の状況に柔軟に対応する。
授業計画 第1回 ガイダンスと最新ニュース
第2回 研究対象の選択肢
第3回 ジャーナリズムの現在
第4回 言論の自由の歴史
第5回 言論の自由の法理
第6回 メディアの政治社会学(1)
第7回 メディアの政治社会学(2)
第8回 中間まとめ
第9回 権威主義国家のメディア
第10回 テーマと構成の決定
第11回 資料の収集と選択
第12回 関連講義
第13回 草稿の点検
第14回 事実確認
第15回 校閲と最終まとめ
授業外学習の課題  日本語の学術書や英語の記事・論文は事前に読んできてください。期末レポートの準備となる発表の回は、キーワード、年表、要約や引用、地図などからなる発表資料(ワードでもパワポでもよい)を作成し、発表前日までに教員に送ってください。日本の新聞の国際面に目を通し、テレビの報道番組を見てください。
 NHK・BS放送(二か国語)やCS放送のCNN、BBC(時に日本語通訳あり)などを視聴できると進歩が速いです。本気で院レベルの英語を勉強するならインプット(readingとlistening)に毎日2-3時間以上掛けることが望ましいです。
履修上の注意事項  教室での対面授業を実施します。授業時間帯は暫定。変更する可能性があります。教員との連絡を密にしてください。連絡や応答があれば柔軟に対応します。
成績評価の方法・基準 授業50%、期末レポート50%。変更する場合は速やかに伝えます。
テキスト  学生の関心やニーズを見て紹介します。NHKのウェブニュース、https://www3.nhk.or.jp/news/(無料)や日本経済新聞をはじめとする全国紙、中国新聞、各国主要メディア(New York Times, Guardian, BBC,CNN, Wall Street Journal, Financial Times)などの電子版などが基礎的情報インフラ。
参考文献  随時、紹介します。一例を挙げれば、海外ではワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者の一連の著作やノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシエービッチ記者のルポ、日本関連では佐々木隆『メディアと権力』(中央公論新社)、前坂俊之『太平洋戦争と新聞』(講談社学術文庫)など。政治学や社会学の専門書も対象です。
主な関連科目 比較政治研究演習Ⅳ(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 質問は大歓迎。個人的な相談はメールfunatsu@shudo-u.ac.jpなど。学期中の評価は授業中やMoodleで個別にも対応します。期末レポートへの批評は個別の問い合わせにも面談やメールなどでじっくり対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M国際政治学専攻 2017~2021 1・2