授業コード 93202200 クラス
科目名 比較政治研究Ⅲ(比較行政論) 単位数 2
担当者 広本 政幸 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 子どもへの支援の検討 Examining Aid for Children
授業の概要 論文とニュース記事を使って、子どもへの支援を検討し、レポートを作成します。

子どもへの支援は、行政としても、民間団体の取り組みとしても、実施されています。行政と民間団体の取り組みの特徴について、検討します。受講者は、テキストの論文とニュース記事を読み、テキストを素材にしてレポートを書くことを想定し、テキストのどの箇所に注目し、その箇所についてどのようなことを考えることができるかを、説明します。必要であれば、テキスト以外の資料を、自分で用意し、説明します。テキストを使った検討を踏まえて、レポートを作成します。

英文のニュース記事を使う回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。

子どもへの支援を理解するため、1回、土曜日か日曜日に、子どもを支援する活動をしているひろしまチャイルドラインの事務所を訪問し、活動について説明を受け、活動に関わり、意見交換と聴き取り調査をします。受講者は、積極的に意見交換と聴き取り調査をすることが必要です(重要)。資料の代金として、1,000円が必要です。意見交換、聴き取り調査、配付された資料で得られた情報を、レポートの作成に活用します。ひろしまチャイルドラインの判断で、ある程度の数の人が集まることが中止になる場合があります。そのため、訪問ができなくなることがありえます。
学習の到達目標 論文とニュース記事を使って検討ができるようになり、テーマを設けた文章が書けるようになることです。
授業計画 第1回 授業の進め方の理解・論点の検討
第2回 手塚 清美「チャイルドラインの意義と子どもの最善の利益の探究」『作大論集(作新学院大学)』第8号、2018年3月、215-238ページ CiNii Articles
第3回 "Childline Advice: Going Outdoors Can Help Deal with This Blue Monday Feeling"
Sunderland Echo (a newspaper based in Sunderland, England, UK)
January 17, 2022

"Childline Counsellor on 'Making a Positive Difference in the Lives of Children and Young People'"
Belfast Live (a news website based in Belfast, Northern Ireland, UK)
December 24, 2021
第4回 宮澤 節子「子どもの声とチャイルドライン」荒牧 重人・半田 勝久・吉永 省三・編『子どもの相談・救済と子ども支援』日本評論社、2016年7月、Part V 第3章、220-227ページ 本学図書館

熊谷 琴美「子どものエンパワメントにおけるチャイルドライン活動の役割」『北星学園大学大学院論集』第3号、2012年3月、145-156ページ CiNii Articles
第5回 "Childline: Support Is on Hand for Young People Who Are Being Bullied"
Sunderland Echo (a newspaper based in Sunderland, England, UK)
November 15, 2021

"Childline Advice: Children' Concerns over Their Mental Health Are Increasing"
Sunderland Echo (a newspaper based in Sunderland, England, UK)
October 11, 2021

"Childline Advice: Help Calm the Nerves When It Comes to Returning to School"
Sunderland Echo (a newspaper based in Sunderland, England, UK)
September 6, 2021
第6回 宮川 路子「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う自粛期間中に行われたSNS相談から見えた子どもの心のケアレポート――ケアのための8つのポイント――」『人間環境論集(法政大学)』第21巻第1号、2020年10月、1-32ページ CiNii Articles
第7回 "Mentor Romeo Davis Teaching Some of Bronx's At-risk Youth Life Lessons through Chess"
CBS (a television station based in USA)
February 23, 2022

"'It's Not Just about Fighting': Boxing Mentor Program Aims to Help Kids Navigate Life"
WCIV (a television station based in Charleston, South Carolina, USA)
January 11, 2022

"Portsmouth Police Teaming Up with the Up Center to Mentor Community's Children"
WVEC (a television station based in Hampton, Virginia, USA)
November 16, 2021
第8回 加藤 道代・一條 玲香「東日本大震災後の電話相談における相談員の対応――東北大学大学院教育学研究科“震災子ども支援室”における6年間の相談記録の分析――」『東北大学大学院教育学研究科研究年報』第67集第2号、2019年6月、77-89ページ CiNii Articles
第9回 "Brockton High School Mentoring Program Helps Students Beat the Odds and Excel in Life"
The Enterprise (a newspaper based in Brockton, Massachusetts, USA)
September 7, 2021
第10回 上原 美子「小学生と大学生の異年齢交流が子供の社会性に与える影響――子供教室における実践的検討――」『埼玉県立大学研究開発センター年報』第5号、2021年3月、17-20ページ CiNii Articles

上原 美子「小学生と大学生の異年齢交流が子供の社会性に与える影響――子供教室における実践的検討――」『埼玉県立大学研究開発センター年報』第4号、2020年3月、21-22ページ CiNii Articles

上原 美子「小学生と大学生の異年齢交流が子供の社会性に与える影響――子供教室における実践的検討――」『埼玉県立大学研究開発センター年報』第3号、2019年3月、24-25ページ CiNii Articles

菅野 恵「不登校を経験したフリースクールの小学生との交流プログラムの試み――大学生の心境の変化に着目して――」『和光大学現代人間学部紀要』第12号、2019年3月、177-184ページ CiNii Articles
第11回 "Syracuse University Football Players Changing the World One Child at a Time"
Syracuse University News (a new website managed by Syracuse University in Syracuse, New York, USA)
July 2, 2021
第12回 吉田 祐一郎・谷口 美佳「大学と児童養護施設の連携活動による大学生と入所児童の成長について――料理教室の取り組みから――」『四天王寺大学紀要』第67号、2019年3月、355-368ページ CiNii Articles
第13回 "A Big Opportunity to Serve the Community"
WSU Insider (a news website managed by Washington State University in Pullman, Washington, USA)
December 20, 2019
第14回 レポートの作成の準備(論点の確認、レポートのテーマに関する検討)
第15回 レポートの修正と提出
授業外学習の課題 授業の前に、テキストを読み、テキストを理解し、論点に関する自分の考えを説明できるようにしておくことや、活動への参加に備えて、活動に関する情報を確認しておくことです。これらの作業を2時間程度かけて行うことを、想定しています。

授業の後に、自分と他の受講者の発言に関するメモや、参加した活動に関するメモを確認し、レポートを書くときに、どの論点について、どのような考えを軸にすることができるかを検討することです。これらの作業を1時間程度かけて行うことを、想定しています。
履修上の注意事項 授業の前に、テキストを読んでおくことが必要です。授業の前に、自分の考えを説明する準備をしておき、授業で、他の受講者と議論します。

英文のニュース記事を検討する回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業では、スマートフォンを使わないことにしますので、本の辞典か電子辞書を持って来てください。

子どもへの支援を理解するため、1回、土曜日か日曜日に、子どもを支援する活動をしているひろしまチャイルドラインの事務所を訪問し、活動について説明を受け、活動に関わり、意見交換と聴き取り調査をします。受講者は、積極的に意見交換と聴き取り調査をすることが必要です(重要)。資料の代金として、1,000円が必要です。意見交換、聴き取り調査、配付された資料で得られた情報を、レポートの作成に活用します。ひろしまチャイルドラインの判断で、ある程度の数の人が集まることが中止になる場合があります。そのため、訪問ができなくなることがありえます。
成績評価の方法・基準 論点の検討(第1回) 2%
テキストを使った検討(第2-13回) 84%
レポートの作成の準備、レポートの修正と提出(第14-15回) 14%
テキスト 授業計画で示しています。

本学図書館にある雑誌や本に収録されている論文、CiNii Articles などのウェブサイトで閲覧できる論文は、自分で入手してください。大学からインターネットにアクセスしないと、CiNii Articles で閲覧できない論文があるかもしれません。
参考文献 小西 祐馬・川田 学・編著『遊び・育ち・経験――子どもの世界を守る――』明石書店、2019年
(授業では使いません。本学図書館にあります。子どもへの支援について考えるときに、使うといいです。)
主な関連科目 政治・行政研究演習III(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に、質問を受け付けます。必要であれば、他の時間にも、質問を受け付けます。

レポートを確認した後で、フィードバックとして、授業での取り組みやレポートに関する気づきを、各受講者に説明します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M国際政治学専攻 2017~2021 1・2