授業コード | 93105700 | クラス | |
科目名 | 国際法研究Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 柳生 一成 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 国際法基礎研究Ⅱ(Public International Law Ⅱ) |
授業の概要 | 本授業では、国際法研究Ⅰ(前期)に引き続いて、国際法の理論的基礎を学びます。後期は人権など各論的な領域を多く扱います。 現代の国際社会の問題を理解するには、さまざまな視点からの分析が必要です。また、国内の法的問題を考察する際にも、国際法の影響を無視することはできなくなってきています。そこで、授業では、国際社会や国内の問題を国際法の視点から分析するために必要な基礎知識を、テキストを輪読することによって修得します。 各回ごとに報告を担当する履修者を決め、担当者にはテキストの該当箇所を読んだ上で、重要事項をレジュメにまとめてもらいます。担当者は、そのレジュメを基礎として、あるテーマについて授業で紹介を行います。それを受け、教員も含めた履修者で質疑応答を行います。 |
学習の到達目標 | 本授業を受けることによって、 ①国際法の現状についての深い理解ができる ②国際法の各論的問題について自らの意見を提示できる ③英語によって、国際法の各論的領域に関する文献が読めるようになる ことが目標です。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス(授業の進め方、予習・復習の仕方、成績評価などについて説明します。) The Law of Treaties (16) ※カッコ内はテキストの章番号です。 |
第2回 | Diplomatic and Consular Relations (17) | |
第3回 | Unilateral Ats, Acquiescence, and Estoppel (18) | |
第4回 | Succession to Rights and Duties (19) | |
第5回 | Sovereignty and Equality of States (20) | |
第6回 | Jurisdictional Competence (21) | |
第7回 | Privileges and Immunities of Foreign States (22) | |
第8回 | The Relations of Nationality (23)・Nationality of Corporations and Assets (24) | |
第9回 | The Conditions for International Responsibility (25) | |
第10回 | Consequences of an Internationally Wrongful Act (26) | |
第11回 | Multilateral Public Order and Issues of Responsibility (27) | |
第12回 | The International Minimum Standard : Diplomatic Protection of Investments (28) | |
第13回 | International Human Rights (29) | |
第14回 | International Criminal Justice (30) | |
第15回 | Disputes (31-33) |
授業外学習の課題 | テキストの指定された部分を正確に読み、重要な点を日本語でまとめてレジュメを作成してください。 さらに必要ならば、指定された参考文献を読み、テキストの該当部分のテーマについてより詳しく調べることが求められます。 復習で重要な用語の確認などを必ず行って下さい。 授業外の学習時間の目安は60時間です(ただし大学院生ですから、時間の許す限り勉強や研究をして下さい)。 |
履修上の注意事項 | ・同一年度の国際法研究Ⅰの履修を必須とします。休学などの事情でやむを得ない場合には、同一年度の国際法研究Ⅰの履修をしていなくても構いませんが、国際法研究Ⅰの内容と同等の知識の習得を確認する筆記試験を課します。筆記試験の成績が悪い場合には追試を行います。追試でも所定の基準点(60%)に達しない場合、授業への参加を認めません。 ・レジュメの標準的な作成能力や正確に英文を読む能力を前提として、授業を進めます。 ・授業で扱うテキスト・文献は学生の関心によって変更される可能性があります。 ・必ず十分な事前準備を行って授業に臨んで下さい。 ・読む文献は学生の希望等により適宜変更することがあります。 |
成績評価の方法・基準 | 課題への取組み(60%)および授業への参加度(40%)を基礎として、総合的に評価します。 ※正当な理由のない欠席が4回以上の場合単位取得ができません。正当な理由のない遅刻も欠席と同様に扱います。 |
テキスト | James Crawford, Brownlie's Principles of Public International Law (9th ed., Oxford, 2019) ISBN:978-0198737445 ※テキストとは別に国際条約集(出版社を問わない)を授業に持参して下さい。 |
参考文献 | 初回ガイダンスで説明するほか、各回の授業で言及します。 |
主な関連科目 | 国際法研究Ⅰ、国際法演習Ⅰ、国際法演習Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワーのほか、授業後の時間帯などを使って積極的に質問して下さい。 課題への講評は随時行うほか、第15回の授業においても行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学研究科M法律学専攻 | - | 2017~2022 | 1・2 |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2022 | 1・2 |