授業コード 90338600 クラス
科目名 幼児教育学Ⅱ 単位数 2
担当者 光本 弥生 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 人格的自立と共生を目指す保育・教育
授業の概要  近年,自尊心や他者信頼感といった自立に関わる社会情動性がその後の生活に大きな差を生じさせるといった研究成果から,乳幼児期からの系統的視点を有した教育への認識が高まっている。また,学校教育においては,教科に基づく伝統的アプローチから,子どもの関心や意欲を引き出すアプローチへの転換への舵がきられた。幼児期から児童期に共通する教育法として,子ども同士が共通の目的・挑戦的な課題などの一つの目標をつくりだし協同的に取り組む活動「協同的な学び」「主体的・対話的な深い学び」が推奨されている。時代時代の子どもの姿とその背景を分析しつつ、子どもの人格的自立と指導との関係について探究する。
学習の到達目標 子どもの人格的自立と保育・教育指導について関係論的視点から考察できる
授業計画 第1回 21世紀型教育とは
第2回 保育・教育カリキュラムの研究動向
第3回 『5つの保育・教育カリキュラムOECD』の内容
第4回 Starting Strongカリキュラム研究
第5回 PBL・探究的な学習理論
第6回 アセスメントモデルの転換
第7回 幼小接続期の「学びの構え」の構造
第8回 問題点モデルから信頼モデルへの転換
第9回 自立と共生をめぐる教育課題
第10回 1990年代の教育パラダイムの転換の背景
第11回 「荒れ」と自我形成
第12回 2000年代の子どもの様相と保育・教育課題
第13回 「逃走」と要求
第14回 2010年代の子どもの様相と保育・教育課題
第15回 人格的自立と共生
授業外学習の課題 関連資料の整理
履修上の注意事項 対面で授業を行います。
成績評価の方法・基準 参加度(20%)発表の内容・方法(80%)
テキスト 適宜提示
参考文献 子どもの人格発達と集団づくりの探究,石川正和,大空社,1994年
1946年ロンドン講義録,マリア・モンテッソリー著,中村勇訳,風鳴舎,2016  他
主な関連科目 幼児教育学Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時、メール・面談にて質問・相談に応じます。課題についての評価結果については、適宜面談の上、フィードバックします。(ykoumoto@shudo-u.ac.jp)

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M教育学専攻 2021~2022 1・2