授業コード 90322000 クラス
科目名 社会意識論Ⅰ 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 現代社会における社会意識の形成と変容・前編
授業の概要 社会意識とは、ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)であり、さまざまな階級・階層・民族・世代・職業などの社会集団ごとに、それぞれの客観的な存在条件によって規定される。本講義では、社会意識研究の理論的枠組みと社会意識に関連する概念について学ぶことを目的とする。さらに、現代社会における社会意識の形成及び変容過程を、具体的な社会現象をとりあげて分析していく。なお、具体的な授業内容については、履修者の研究テーマや関心に合わせて変更する可能性がある。
学習の到達目標 社会意識論に関する理論的枠組みや概念を身につけ、専門的な議論が行えることを学習の到達目標とする。
授業計画 第1回 授業概要、履修上の注意点
第2回 社会意識とは何か
第3回 社会意識と社会心理について
第4回 社会意識に関連する概念について イデオロギー
第5回 社会意識に関連する概念について 「世論」とは何か
第6回 社会意識に関連する概念について 逸脱の社会学
第7回 マイノリティ/マジョリティとは何か
第8回 差別意識と偏見について
第9回 社会階層と社会意識について
第10回 貧困をめぐる社会意識の変容
第11回 グローバル化と社会意識の変容
第12回 ジェンダー/セクシュアリティとは何か
第13回 性をめぐる社会意識の形成と変容について
第14回 ジェンダー規範と性意識について
第15回 まとめ
授業外学習の課題 毎回、講義のポイントをきちんと理解しておくこと。また、講義中に参考文献として指示した文献については、自主的に文献を探して読み、復習を欠かさないこと。様々な社会現象を事例とするため、日頃から新聞やテレビ、インターネットを通じて情報を収集しておくこと。
履修上の注意事項 現代社会におけるさまざまな社会現象に関心を持っていること。具体的な授業内容については、履修者の研究テーマや関心に合わせて変更する可能性がある。
成績評価の方法・基準 予習及び議論への参加の状況60%、レポート40%によって総合的に判断する。
テキスト 履修者の研究テーマに合わせて指示する。
参考文献 Butler Judith,1987,SubJects of Desire(=2019,大河内泰樹他訳,『欲望の主体』堀之内出版)
主な関連科目 社会意識論Ⅱ、社会意識論演習ⅠⅡ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは授業内あるいは授業後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M社会学専攻 2017~2022 1・2