授業コード 90110152 クラス 52
科目名 研究指導 単位数 4
担当者 川原 直毅 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 マーケティング・リサーチ分野に関する研究(Study on Marketing Research Field)
授業の概要  実際の企業のマーケティング活動、その戦略を通して現在、何が問題となっているのか、先ず、院生が研究課題に沿って体系的に思考することを学び、先行研究、文献検索、資料収集、データ作成・加工などを行い、研究計画の位置付けを明確にして修士論文作成に取り掛かる。
そのため、先行研究の時系列的視点、問題点の洗い出し、院生各自が書こうとする論文の問題意識の再確認、既存資料・データ収集、その分析・加工、論文作成において新規性の有無を認識したうえで様々なリサーチ手法を取り入れ、論文作成の指導を行う。論文指導は、過去、現在、未来という視座から論理的・実証的な研究を基本とする。

研究指導担当者はこれまで大企業、中小企業の経営問題に携わってきており、実際にコンサルティングを行っている。
学習の到達目標 修士論文の作成
授業計画 第1回 研究計画書の再確認(1)院生各自の問題意識の明確化
第2回 研究計画の再確認(2)論文の新規性・独自性・整合性
第3回 研究内容(1)研究課題の背景とその実態について
第4回 研究内容(2)研究課題に関する院生の私見、問題点の抽出、新規性について
第5回 研究課題のアプローチ方法(1)先行研究から何を学ぶか
第6回 研究課題のアプローチ方法(2)関連文献、既存データ、資料収集について
第7回 研究課題のアプローチ方法(3)各種MRの手法について
第8回 先行研究の事例研究(1)論旨、論理展開から学ぶ
第9回 先行研究の事例研究(2)残された問題点と着眼点
第10回 論文の課題と実態について(1)課題と実態の関連性
第11回 論文の課題と実態について(2)学際的見地とその取り組み
第12回 論文の課題と実態について(3)論理的思考と学説について
第13回 論文の課題全体の鳥瞰(1)本旨の組み立て
第14回 論文の課題全体の鳥瞰(2)ロジックとの関連性、整合性について
第15回 論文の課題に関する客観性と主観的見解
第16回 論文の課題に関するオリジナリティについての言及(ディベート)
第17回 論文の課題の具体的展開の仕方(1)スケルトンの組み立て方の指導
第18回 論文の課題の具体的展開の仕方(2)論文のフレームの検討
第19回 論文の課題の具体的展開の仕方(3)結論とさらなる課題の検討について
第20回 論文本体の書き方の指導(1)基本的事項について
第21回 論文本体の書き方指導(2)引用、注釈、脚注について
第22回 論文本体の書き方指導(3)レジュメ作成の指導
第23回 論文本体の書き方指導(4)論文の構成と添削開始
第24回 論文の論点の確認作業(1)先行研究から学ぶ
第25回 論文の論点の確認作業(2)データ・ベースと新規データの作成
第26回 論文の論点の確認作業(3)全体のバランスと要約
第27回 個別指導(1)レジュメの指導・添削~はじめに 結論~
第28回 個別指導(2)レジュメの指導・添削~本論~
第29回 個別指導(3)レジュメの指導・添削~事例研究の取り込みの場合~
第30回 個別指導(4)全体校正の指導・添削
授業外学習の課題  院生各自の研究計画に基づいて授業を進めるので、事前に論文作成に向けた文献整理、資料収集、データ収集・加工など、自主的に行わなければならない。論文指導は院生の研究進捗状況を見ながら進めるが、事前準備をしっかりしておかなければ、一方通行的なレクチャーに終ってしますことになりかねないので、四半期毎の計画を立てて授業に臨むこと。また、出来るだけ毎回、レジュメの発表が出来るように準備をすること。
履修上の注意事項 研究計画書に基づいて四半期毎に進捗条項を自己チェックすること。
既存の文献、資料、各種データ収集、新規データ作成などを自主的に行うこと。
図書館にある専門誌、業界誌、新聞、インターネット情報を絶えず調べること。
成績評価の方法・基準 毎回、レジュメの作成と報告を義務付ける。レジュメの作成と報告は全60回(1年次から2年次まで)、最終的な評価は修士論文の出来具合により評価する。レジュメの作成・発表30%、修士論文の成果70%により評価する。
テキスト 論文作成に関する文献、参考資料などは随時紹介する。
参考文献 随時紹介する。
主な関連科目 マーケティング・リサーチ研究Ⅰ・Ⅱ マーケティング演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回、ヒアリングを行う。
個別相談には随時対応する。
遠慮せず、研究室3419に来てください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学研究科M商学専攻 2021~2022 1-2