授業コード 90110002 クラス 02
科目名 特殊研究指導 単位数 4
担当者 川原 直毅 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 マーケティング・リサーチ(Special Needs Education of Marketing Research)
授業の概要 マーケティング・リサーチを単に市場調査と捉える考え方はもはや古く、マーケティング活動における様々な諸問題を紐解く学問として認識しながらその問題に如何にアプローチするか、院生各自の根幹となる問題意識をさらに明確にして研究を深める。
研究指導では、マーケティングに関する諸問題を特に近年、ブランド、顧客との関係性の構築、購買行動そのものへの研究、また、アメリカでは店頭におけるインストア・マーチャンダイジングの問題などが取り上げられており、購買行動への新たな研究が進んでいる。消費者行動における研究の切り口が多様化してり、そのアプローチも多角的であることから、院生各自の根幹となる問題意識を派生させて研究を深化させることも可能となる。研究テーマの新規性、独自性をつねに意識しながら研究の蓄積を論文に纏める。
 研究指導担当者は、これまで実際の大企業、中小企業のマーケティング問題に深く関わってきており、院生各自の問題意識に幅広く対応できる。
学習の到達目標 博士論文作成
授業計画 第1回 研究計画書の再考(1)問題意識の明確化
第2回 研究計画書の再考(2)整合性・独自性・新規性について
第3回 研究内容(1)研究課題の背景
第4回 研究内容(2)研究課題に関する私見、問題点の抽出
第5回 研究課題のアプローチの仕方(1)既存資料、文献、データの確認
第6回 研究課題のアプローチの仕方(2)データ収集、文献整理
第7回 研究課題のアプローチの仕方(3)先行研究について
第8回 先行研究から学ぶ(1)レジュメ作成の手順
第9回 先行研究から学ぶ(2)着眼点とその方法
第10回 研究課題と周辺(学際)実態について(1)アプローチと関連性
第11回 研究課題と周辺(学際)実態について(2)ロジカルシンキングの進め方指導
第12回 研究課題全体を通した展開の仕方(1)先行研究を事例として学ぶ
第13回 研究課題全体を通した展開の仕方(2)レジュメ作成と校正指導
第14回 研究課題とスケルトン(1)客観性と実証法
第15回 研究課題とスケルトン(2)独自性と新規性についての考え方
第16回 スケルトン作成(1)作成手順について指導
第17回 スケルトン作成(2)章立てについて
第18回 スケルトン作成(3)節・項目の置き方について
第19回 スケルトン全体のイメージ~レイアウト指導と添削~
第20回 はじめに(1)校正内容のチェック
第21回 はじめに(2)結論との整合性
第22回 第1章の取り掛かり(1)文章作成の添削指導
第23回 第1章の作成(2)総括と引用指導
第24回 第2章の作成~本論の展開と注釈指導~
第25回 第3章の作成~本論の展開指導と図表・データの諸注意
第26回 第4章・おわりにの作成~先行研究、文献研究との差異の確認
第27回 論文全体の校正指導(1)新規性・独自性のチェック
第28回 論文全体校正指導(2)本文本旨の整合性チェック
第29回 要約と目次の作成指導
第30回 最終指導・総括
授業外学習の課題  院生各自の研究計画に基づいて研究指導を行うので、院生は事前に論文作成に向けた先行研究や資料収集、文献整理など、基本的な準備を自主的に行わなければならない。論文指導は院生の進捗状況を見ながら指導するが、四半期毎の研究計画の作成をしっかり立てておかなければ、一歩通行的なレクチャーに終わってしまうのでその点注意して臨むこと。また、毎回、レジュメを作成し、文章の手直し、添削を受けるように自主的に進めること。
履修上の注意事項 四半期毎に進捗状況を自主的にチェックすること。
積極的にレジュメを作成すること。
先行研究、資料収集、データ収集、文献リストを作成すること。
と。
成績評価の方法・基準 レジュメの作成30%、研究成果の発表30%、博士論文40%を評価の対象とする。
テキスト 研究内容に沿って基礎的な文献から専門書を随時紹介する。
参考文献 随時紹介する。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.研究指導時間中は随時受ける。
2.空いている時間は研究室3419、ロビーでも構わない。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学研究科D商学専攻 2019~2019 1-3
商学研究科D商学専攻 2021~2022 1-3