授業コード 90101200 クラス
科目名 商学研究 単位数 2
担当者 柏木 信一 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 商学説・商業学説 -Commercial Sciences in Japan-
授業の概要 ※履修希望者は指導教員と相談の上、4/13(水)21時までに柏木までメール連絡すること。

 本講義では、日本における商学説および商業学説について「日本語」で講義する。資料は日本語の資料を用いるが、内容によっては英語の資料を提示する場合もある。

 日本の大学では、商学=商業学であるかのように講義している所が多いが、これは正しくない。正確には、商業学は商学の一分野である。また、「商」と「商業」も違うし、「商業」も広義の商業と狭義の商業がある。以上の点に注意して、商学の原論部分が何かを理解・説明できるようにしたい。
学習の到達目標 1.商と商業の違いを正しく理解すること
2.商学の原論と各論の関係を理解できること
3.学問のプロとして、第三者(特に学部学生)に対して説明できるようになること
授業計画 第1回 Ⅰ 商学総論

 基礎概念の整理(取引、商と商業、商人の概念、狭義の商業、広義の商業)
第2回  取引の主体、客体、媒体、目的と関係形成
第3回  商学の原論と各論
第4回  日本の商学説
第5回  日本の商業学説
第6回  商業学の森下理論(森下二次也『現代商業経済論』の概要)
第7回  商学および商業学の福田理論(福田敬太郎『商学原理』の概要)
第8回 Ⅱ 商学各論 -特に商業論、市場理論-

 流通費用と流通時間
第9回  商業の存立根拠
第10回  Aldersonの品揃え形成原理
第11回  L.P.Bucklinの延期・投機の原理
第12回  市場システム
第13回  競争の次元
第14回 最終報告第1組
第15回 最終報告第2組
授業外学習の課題 修士論文を書くための文献、論文を前期の間に、最低でも10冊は読んでおくこと。
履修上の注意事項 ※履修登録と併せ、alphaアカウントでclassroom登録もしておくこと。
※教材は、classroom「大学院 商学研究」にアップする。
成績評価の方法・基準 ■最終提出物(100%)で評価。事情あって欠席する場合は当日11時までにメールすること。

■無断欠席、正当事由のない欠席・遅刻は即刻D評価とするので絶対しないこと。
テキスト ①柏木信一(2021)「商学および商学教育の本質」修道商学61巻2号
②柏木信一(2019)『21世紀の商学原論講義-経済・商・法の3極思考-』晃洋書房
参考文献 ①宮澤永光他編(1992)『現代商業学』同文館
②渋沢栄一『論語と算盤』(道添進訳(2017)『今こそ名著 論語と算盤』)日本能率協会マネジメントセンター
主な関連科目 商学専攻のすべての科目。

※特に、流通論、商業論、マーケティング論、消費経済論(消費生活論)とは直結している。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中の質問は歓迎する。授業以外に質問したい場合はメールで連絡をとること。

柏木メール:kassy■alpha.shudo-u.ac.jp (■はアットマーク)

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学研究科M商学専攻 2021~2022 1・2
商学研究科M経営学専攻 2020~2022 1・2