授業コード | 81109000 | クラス | |
科目名 | 保育内容(音楽的表現) | 単位数 | 2 |
担当者 | 小長野 隆太 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 保育内容(音楽的表現) |
授業の概要 | ダルクローズやコダーイといった優れた幼児期の音楽教育法の理論と方法について解説する。そして,履修者はそれまでに学習した内容を踏まえて学習指導案を立案・作成し,履修者間での模擬保育または幼児を対象とした地域活動を実施する。その後にディスカッションを通して振り返りを行う。 ICT の活用方法や実践例は各回の授業の内容に合わせて解説・紹介する。また,動画コンテンツやソフトウェアも教材として用いる。 |
学習の到達目標 | 幼児教育における音楽的な教育内容や幼児の音楽的行動・能力・環境に関する理解を深めながら,①理論的背景に基づいた,②乳幼児の関心・意欲と能力・技能を獲得させるための,③乳幼児の実態を踏まえた音楽表現活動に関する指導法を習得する。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス(本授業の目的,計画など) |
第2回 | 音楽指導について幼児音楽教育の概要と目的 | |
第3回 | ダルクローズの音楽教育法について(1)-拍を学習できるリトミック活動と教材研究- | |
第4回 | ダルクローズの音楽教育法について(2)-リズム(音符)を学習できるリトミック活動と教材研究- | |
第5回 | ダルクローズの音楽教育法について(3)-創造性を高めるリトミック活動と教材研究- | |
第6回 | ダルクローズの音楽教育法について(4)-リズム(音符の組み合わせ)を学習できるリトミック活動と教材研究- | |
第7回 | ダルクローズの音楽教育法について(5)-拍子を学習できるリトミック活動と教材研究- | |
第8回 | ダルクローズの音楽教育法について(6)-音量・音高を学習できるリトミック活動と教材研究- | |
第9回 | コダーイの音楽教育法について(1)-乳児・低年齢の幼児を対象としたわらべうた遊びと教材研究- | |
第10回 | コダーイの音楽教育法について(2)-高年齢の幼児を対象としたわらべうた遊びと教材研究- | |
第11回 | コダーイの音楽教育法について(3)-歌唱力・リズム感・音感を高めるわらべうたを用いた指導法と教材研究- | |
第12回 | 模擬保育または地域活動(グループA,B)と全体ディスカッション | |
第13回 | 模擬保育または地域活動(グループC,D)と全体ディスカッション | |
第14回 | 模擬保育または地域活動(グループE,F)と全体ディスカッション | |
第15回 | 授業内容と模擬保育または地域活動の総括 |
授業外学習の課題 | 学習指導案を立案・作成する際,授業で扱った以外の実践事例もよく調べること。また,ねらいに沿った教材選択や教材研究をしっかりと行うこと。なお,時間は必要に応じて可能な限り行うこと。 |
履修上の注意事項 | 学期途中・末課題も重要であるが,音楽という特性上,継続的な学習が何よりも重要であることから,各回の授業に取り組む姿勢や学習成果を重視してもらいたい。 なぜ幼児教育の領域・分野の1つに音楽があるのか,言い換えれば,なぜ幼児は音楽を学ぶ必要があるのかについて,各回の授業を通して考えてもらいたい。 模擬保育または地域活動を行うので,その準備を十分に行うこと。また,他の履修者が行う模擬保育または地域活動に対して,幼児役や観察者として積極的に参加すること。 |
成績評価の方法・基準 | 学期途中・末課題(50%),模擬保育または地域活動(30%),授業に取り組む姿勢・学習成果(20%)によって総合的に評価する。 学期途中・末課題は希望者に対して口頭または文書でフィードバックを行う。模擬保育または地域活動は実施後に口頭でフィードバックを行う。授業に取り組む姿勢・受講態度は各回の授業の冒頭で行っている前回の授業のフィードバックの際に行う。 |
テキスト | 吉富功修・三村真弓編著(2019)『幼児のための音楽教育法-美しい歌声をめざして-』ふくろう出版 |
参考文献 | 文部科学省・厚生労働省・内閣府(2017)『幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領』チャイルド本社 木村惠子・谷口直隆・宮崎康子編(2022)『教育学のグラデーション』ナカニシヤ出版 |
主な関連科目 | 音楽表現技術Ⅰ・Ⅱ,初等教育(音楽) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業の前後に対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部教育学科(資格関連科目) | - | 2016~2022 | 3・4 |