授業コード 81101500 クラス
科目名 倫理学概論Ⅱ 単位数 2
担当者 大森 彰人 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 倫理学概論
授業の概要 まず倫理学が何かを理解し、倫理と法、道徳、宗教との関係について理解します。その上で、現代の倫理的な諸問題につて具体的に考察します。そして、私たちが置かれている現状を踏まえて、私はこの時代をどう生きていくのか考察します。
学習の到達目標 1)倫理と法、道徳、宗教の関係が自分なりに理解できます。
2)現代社会における諸問題の解決手段としての倫理を理解できます。
3)今日求められている様々な倫理的課題を幅広く理解できます。
4)以上のことを踏まえて、自分はどう生きていくか考察できます。
授業計画 第1回 シラバスの説明、倫理と倫理学 われとわれわれ 生かされて生きている私
第2回 法と倫理 法は倫理の最低条件
第3回 道徳と倫理 道徳的であるが倫理的でない行為 道徳的ではないが倫理的な行為
第4回 宗教と倫理 倫理的実存と宗教的実存 キルケゴールの恐れとおののき
第5回 研究倫理 研究データの改竄、研究とお金、研究業績の捏造、研究者としてのモラル
第6回 環境倫理 世代間倫理、救命艇倫理、宇宙船倫理
第7回 生命倫理 バイオテクノロジーの発達がもたらした幸せと不幸せ
第8回 企業倫理 コンプライアンス、企業理念、企業風土、CSとES 食品偽装問題
第9回 教育倫理 誰が教えるか、何を教えるか、どこまで教えるか、どこまで踏み込むか
第10回 情報倫理 知的基盤社会、知る権利と守秘義務、情報の公開義務と非公開の義務
第11回 文化相対主義の考え方 異文化理解と国際関係構築の前提
第12回 正義の客観性 私の正義はあなたにとっても正義なのか
第13回 性の倫理 セクシュアリティとアイデンティティ、家族の再生
第14回 社会と倫理 個人の権利と義務、社会はどこまで私を守ってくれるのか
第15回 私はこの時代をどう生きるのか
授業外学習の課題 講義中に課す課題に関してレポートを2回提出してもらいます。
締め切りは10月中旬と12月中旬を予定。
1本につき、5時間以上の学習時間が必要。
課題に関するフィードバックは授業の中で行うが、必要に応じて個別に話し合うこともあります。
履修上の注意事項 対面で授業を行います。
1)授業終了時に10回程度振り返り小テストを実施します。
2)学期中に2回レポート課題を出すので、提出すること。 
3)板書したものだけではなく、口頭での説明を随時書き取っておくこと。
4)人数が多い場合には座席を指定するので、前を希望する学生は1回目の授業終了時に申し出ること。
5)私語により退出願った学生に関しては、その後の聴講を認めません。
6)学生の関心、理解度によってはシラバスに記載した内容を一部省略・変更することがあります。
7)途中退出する学生は、前に来てカードに学生番号、名前、退出時刻を記入して退出し、再入室時に入室時刻を記入して席に戻ること。
8)学生証を忘れた学生は、講義の始まる前にその旨を伝え、カードを受け取りに来ること。
9)なお、コロナウイルスの感染状況によっては途中で非対面の講義となることがあります。その場合には、ムードル上で指示を出しますので、必ずムードルを見てください。
成績評価の方法・基準 振り返り小テスト(20%)、2回のレポート(30%)、期末試験(50%)を基本に、受講態度等を勘案し、総合的に評価します。期末試験は学期中に話した内容の定着度をはかるため、ノート類等の持ち込み不可の期末試験を実施します。。
テキスト 適宜資料を配布。
参考文献 石崎嘉彦・山内廣隆編『人間論の21世紀的課題』ナカニシヤ出版
主な関連科目 倫理学概論Ⅰ、総合教養講義a(人生の探究としての倫理学)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は基本的に授業終了時に受け付けます。
また、木曜日2時限・3時限に研究室でのオフィス・アワーを設けているので、事前にアポイントを取って質問・相談にくること。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2011~2022 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2011~2022 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2022 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2011~2022 1・2・3・4