授業コード 70016509 クラス 09
科目名 ゼミナールa(2022) 単位数 2
担当者 矢田部 順二 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 異文化間の紛争・摩擦・理解・共生(1)Intercultural Conflict, Friction, Understanding, and Coexistence #1
授業の概要  異文化間の紛争や摩擦あるいは理解や共生に関する問題の中から、個別のテーマを設定し研究論文をまとめることが、履修者の課題です。世界各地の民族問題(紛争や紛争後の和解の問題)でも、身近な外国人問題に見られる異文化間摩擦でも、研究対象が絞られていればOKです。
 民族や文化に対する理解を深めるために基礎文献の輪読をおこなったのち、個別研究報告を求めます。さらに研究を進め、最終的にゼミ論文を仕上げてゆきます。
 選択するテーマは基本的に自由ですが、資料をしっかり読み込んだ実証研究を重視します。テキスト輪読や研究報告を重ねる中で研究テーマを絞り込み、セミ論文を作成します。
 進路指導の時間も設けます。3年生は自分の問題関心をもとに研究するおもしろさを発見し、4年生には大学時代の学修を総仕上げする場としてください。
 対面式授業を原則としますが、コロナ感染症のいかんではZoomを使った遠隔授業に切り替えます。教室外の行事(コンパや合宿)は当面おこなえません。積極的な参加態度を重視します。積極的な参加態度とは、テレビ会議システムにおいても積極的に発言する姿勢をいいます。
学習の到達目標 ①テキストやみずから検索した資料を読みこなし、研究課題を発見し、絞り込むことができる。
②報告者の発表を十分に聴き、理解した上で、自分なりの意見をまとめ、討論の中で発言することができる。
③自身の課題テーマについて、論文作成のための調査分析の結果をもとに研究計画書を作り、ゼミ論文をまとめることができる。
授業計画 第1回 1回目: ガイダンス
第2回 2回目: 4年生の研究概要(昨年度の研究テーマ紹介)
第3回 3回目: 学術論文の検索方法
第4回 4回目: 文献講読①:1冊目
第5回 5回目: 文献講読③:3冊目
※第5回は5月14日(土)の授業です
第6回 6回目: 文献講読④:4冊目
第7回 7回目: 研究報告1−①(4年生①)
第8回 8回目: 研究報告1−③(3年生①)
第9回 9回目: 研究報告1−⑤(3年生②)
第10回 10回目:論文の書き方①(引用)
第11回 11回目:進路について
第12回 12回目:論文の書き方③(題名/章立て)
第13回 13回目:研究報告2−②(5〜8人目)
第14回 14回目:研究報告2−④(13〜16人目)
第15回 15回目:論文の添削②
*上記は参加者の状況に応じて適宜変更することがある。
授業外学習の課題 ①毎回次回の課題が与えられるので資料を読みこなすなど準備して授業に臨む(60分程度)。
②みずからのテーマについては時間的に十分余裕を持って日頃から研究に取り組む。
③レジュメ、提示用ファイルの作成など、発表準備は数日かけて準備する。
履修上の注意事項 ※コロナ感染症のいかんによって、オンライン授業に切り替えることがあります。
①ゼミナールbと同時履修してください。
②無断欠席・遅刻は厳禁(ただし就職活動のため欠席する4年生には柔軟に対応する)。出欠の取扱いは、欠席は2回まで、無断欠席は2回でゼミから放逐します。欠席の際は必ず連絡してください(連絡先は授業時に確認します)。
③報告者はレジュメとパワーポイントを使って報告します。授業時間に資料配付ができないため、報告者は聴衆が資料印刷できるようにあらかじめMoodleコースにアップロードしてください。
④PCからのメールを受け取ることができるように使用機器を設定すること。また教員からの資料の配付、および参加者からの課題提出にはMoodleを利用します。
⑤対面の教室外の行事(ゼミ合宿やコンパ)は、コロナ禍において現状は実現不可能です。オンライン交流をおこなう際はできるだけ参加してください。
⑥対面式授業では、検温の徹底など健康管理をお願いします。少しでも体調に異変を感じたら連絡をください。
※なお、2022年度は変則的に、ゼミナールaを木曜4限に、ゼミナールbを木曜5限に開講し、2時限連続した授業が前期中に終了する形式で授業を運営するので注意してください。
成績評価の方法・基準 6月初旬に参考文献一覧が添付されたプロポーザル(研究計画書)を提出してください(20%)。また、学期末にはゼミ論文の提出を求めます(40%)。加えて平常点(積極的な参加態度、プレゼンテーションの到達度、議論の内容、研究の視座)をルーブリックにより得点化し(40%)、総合判断します。
※ゼミの平常点については、以下のルーブリックを参照すること。
テキスト 教室でコピーを配布するほか、必要に応じて文献を指示します。
参考文献 斉藤孝・西岡達裕『学術論文の技法』新版、日本エディタースクール、2005年。
必要に応じて紹介する。
主な関連科目 ゼミナールb_09
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
木曜日の昼休みをオフィスアワーとするほか、メール・LINE・Slackによって教員に対し連絡を密接に取ること。
各回の報告内容および研究計画書についてはその都度コメントします。ゼミ論文については論文指導する中でフィードバックします。
添付ファイル 2022年度ゼミナールa・bルーブリック.pdf 説明

■ルーブリック情報
  報告準備 研究テーマ 報告の組み立て プレゼンテーション チームワーク
十分に達成している (4点) 十分に時間をかけて準備している テーマが明確であり、研究の意義が明白に理解されている 序論本論結論の流れの中で主張がまとめられている 明快な補助資料を十分に利用し、議論を引き出す報告ができる 積極的にリーダーシップを発揮してゼミをチームとして牽引する
やや達成している (3点) ある程度よく準備している ある程度テーマを絞り込んだが、その意義がややぼやけている 報告内容の主張はあるが、まとめ方が今ひとつである 補助資料に自らの言葉を補足しながら報告している 同級生を思いやる気持ちがあり、マナーをわきまえている
改善の余地がある (2点) 最小限の準備をしている テーマがやや漠然とし、研究のねらいも曖昧である 主張が漠然とし、まとめ方も今ひとつである 補助資料の棒読み中心の報告である ゼミ生同士で普通に会話できる
あまり達成していない (1点) 準備不足である テーマが抽象的であり、研究のねらいもオジナリティに欠ける 主張があまりなく、まとめ方も適切でない 補助資料準備が不十分であり、意味不明な説明が多い ほとんど同級生と会話しない
全く達成していない (0点) 前もって準備をしていない テーマ設定の趣旨が理解できず、テーマが人まねである 報告のまとまりがなく、主張も的外れである 準備不足であり、意味不明な説明だらけである コミュニケーションを図れず、同級生を誹謗中傷する

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30801 2018~2022 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30801 2018~2022 3・4