授業コード 70011700 クラス
科目名 地域経済論 単位数 2
担当者 齋藤 英智 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地域の人口と産業
授業の概要 経済のグローバル化や地方分権が叫ばれるなか、地域を取り巻く環境は日々変化し、人口減少をはじめ、少子化・高齢化、産業の空洞化、地方財政の逼迫など、地域は多くの課題を抱えています。地域課題を解決するためのさまざまな活動は政府の推進する地方創生と結びついて大きな関心を集めています。
この講義では、地域の人口動態や産業構造に関する統計・資料を用いて地域の特性をつかんだり、地域間の比較を行ったりしながら、地域の抱える課題への取り組みや地方創生のあり方について考えます。また、都市集中や経済立地のメカニズムなどの地域経済に関連する理論・モデルも学びながら、地域の活性化と人口・産業との関係性やその重要性について考えます。
学習の到達目標 ・地域経済に関連する諸問題や理論・概念を理解し、地域の発展要素を考察できるようになる。
・地域経済活性化のための諸方策について自らの考えをまとめられるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス:講義の進め方・注意事項
地域経済学とは何か
第2回 地域の課題
第3回 地域の人口と人口増減の要因
第4回 東京一極集中と地方創生
第5回 都市集中のメカニズム
第6回 地域の産業構造
第7回 経済立地の理論
第8回 地域の基盤産業と特化係数
第9回 地域成長のモデル
第10回 地域経済循環と産業連関
第11回 都市と農村
第12回 地域課題への取り組み
第13回 コンパクトシティと交通ネットワーク
第14回 中山間地域の課題と取り組み
第15回 地域経済の活性化
授業外学習の課題 ・授業においては、地域に関するデータや事例をできるだけ多く紹介したいと思います。興味を持った内容に関するデータや事例などは復習の意味も含めて各自で再確認するようにしてください。
・最終試験においては、関心のある地域についての資料・データを収集したり、事例を調べたりすることが必要となりますので、随時関心事を明確にして情報収集しておくように心がけてください。
履修上の注意事項 ・この講義は、最終試験だけでなく、受講状況やリアクションペーパーの内容も重視しますので、遅刻、欠席、早退は厳禁です。
・毎回の授業ではパワーポイントスライドの表示を中心に進めますが、各自、配布資料(空欄)への記入やノートを取ることが大切です。
・授業中のスライドの写真撮影は禁止します。
成績評価の方法・基準 ・受講状況・リアクションペーパー(感想・質問等):45%、最終試験:55%によって総合的に評価します。
・受講状況(遅刻、欠席、早退)やリアクションペーパーへの記入内容などにより減点する場合があります。
・最終試験の受験は単位認定の必須条件とします。
テキスト ・テキストは使用しません。
・授業内容をまとめたレジュメ(資料)を配布します。
参考文献 ・宮本憲一・横田茂・中村剛治郎『地域経済学』有斐閣、1990年。
・宮尾尊弘『現代都市経済学(第2版)』日本経済評論社、1995年。
・大友篤『地域分析入門(改訂版)』東洋経済新報社、1997年。
・黒田達朗・田渕隆俊・中村良平『都市と地域の経済学(新版)』有斐閣、2008年。
その他、授業中に適宜紹介します。
主な関連科目 地域経済論Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談等は、授業前後に直接口頭で行うか、リアクションペーパーに書いてください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部地域行政学科(学科連携科目) FGRA30704 2018~2022 3・4