授業コード 70009900 クラス
科目名 地域政策実践論 単位数 2
担当者 三浦 浩之 他 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地域政策の目標、形成過程の理解と政策提案
授業の概要 人口減少社会の本格的な到来、地方創生を契機とした地域の特性に応じたまちづくり、激甚化する自然災害、ICT等の技術革新など、地域を取り巻く環境は大きく変化しています。
そのため、地域が抱える様々な課題を的確に把握し、先送りすることなく、その課題解決のために前向きに取り組むことが、ますます求められています。
そのための手段が「政策」です。「政策」は、その地域が目指している姿(目標)と現状との差(ギャップ)を「問題」ととらえ、その「問題」を解決する策(取り組み)です。これについて、自治体や各種団体、地域に根差した企業等において政策形成過程に携わっている方をお迎えし、その政策形成過程について紹介いただき、対象とする問題を解決するための政策を自ら考えてみるのが、本講義です。

政策を考えるにあたっては、政策の有効性と信頼性を高めるため、客観的なデータに基づくことが必要です。これをEBPM(Evidence Based Policy Making)といいます。
それぞれの方から示された課題に対して、EBPMの観点からの提案を行なっていきます。
学習の到達目標 地域の直面する「問題」とそれに対する政策の形成過程について理解し、自らが、客観的なデータに基づいて政策提案を行うことができるようになること。
授業計画 第1回 ガイダンス
政策とその形成過程、EBPM(Evidence Based Policy Making)
地域政策実践事例①
第2回 【課題研究】地域政策実践事例①に関する政策提案
第3回 【課題研究】地域政策実践事例①に関する政策の再提案
第4回 地域政策実践事例②
第5回 【課題研究】地域政策実践事例②に関する政策提案
第6回 【課題研究】地域政策実践事例②に関する政策の再提案
第7回 地域政策実践事例③
第8回 【課題研究】地域政策実践事例③に関する政策提案
第9回 【課題研究】地域政策実践事例③に関する政策の再提案
第10回 地域政策実践事例④
第11回 【課題研究】地域政策実践事例④に関する政策提案
第12回 【課題研究】地域政策実践事例④に関する政策の再提案
第13回 地域政策実践事例⑤
第14回 【課題研究】地域政策実践事例⑤に関する政策提案
第15回 【課題研究】地域政策実践事例⑤に関する政策の再提案
授業外学習の課題 提示される政策事例について、最低でも60分以上の時間をかけて、事前にHP等で情報収集し、理解と分析を行っておくこと。
政策提案にあたっては、客観的なデータを踏まえること。
履修上の注意事項 担当者許可科目です。
※履修するには選考手続きがあります。ガイダンスほか、履修申込用Moodleコース等にアップされる手続き情報を確認して申し込んでください。

授業(各事例の紹介と課題研究)に関しての連絡等は、MoodleとGoogle Classroom で行います。
また、レポートの提出や指導もMoodleとGoogle Classroom で行います。

政策実践事例の授業ののち、各自で提示された課題に対しての提案(政策提案)を作成し、その次の授業にて提案のプレゼンテーションを行ってもらいます。また、その際に、提案において留意すべき事項等をアドバイスします。これらを踏まえて、さらにその次の授業に向けて政策提案のブラッシュアップを行い、授業にてプレゼンテーションを行い、講評を行います。
政策実践事例については、自治体等で実践されている方をゲストスピーカーとしてお招きして、紹介していただきます。
成績評価の方法・基準 紹介された政策への意見(40%)、政策提案(60%)で評価します。
なお、意見については、都度、フィードバックします。
テキスト 用いない。
参考文献 しごとの「強化」書 ― 成果志向の行政経営、湯崎英彦・広島県マネジメント研究会 著、ぎょうせい
『月刊事業構想』事業構想大学院大学 出版部
主な関連科目 地域行政入門、自治体行政実務
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時相談に応じます。⼤学メール(alpha)にてコンタクトください。
また、授業終了後にも質問に応じます。
URLリンク 彩の国さいたま人づくり広域連合「政策形成の手引」
URLリンク 内閣府におけるEBPMへの取組
URLリンク 地方公共団体のためのデータ利活用支援サイト

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部地域行政学科(行政領域) FGRA30404 2018~2022 3・4