授業コード 70009600 クラス
科目名 合意形成論 単位数 2
担当者 三浦 浩之 履修期 第3学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 政策立案・実装での市民合意の形成
授業の概要 合意形成とはコミュニケーションプロセスである。この合意形成の背景と必要性、課題、手順、手法について、社会資本整備における市民合意形成を題材に理解する。
次に、合意形成する課題についての問いの立て方を理解し、合意形成のワークショップをデザインする。そして、ワークショップにおいて用いられている手法を理解した上で、相応しいものを選択して、ワークショップのプログラム構築を行い、実際に運営を行う。

なお、各自が合意形成の課題を決め、その課題についての合意形成を進めるワークショップをデザインし、運営するため、都度、それに応じたフィードバックを行います。
学習の到達目標 1.計画策定における合意形成の目的・役割と手法について理解し、説明できるようになること。
2.合意形成を進めるワークショップをデザイン、プログラム構築、運営が行える合意形成プロデューサーとなれる基礎的素養を獲得すること。
授業計画 第1回 合意形成の背景と必要性、課題、社会的意義
第2回 合意形成の手順、手法、合意形成プロデューサー
第3回 【問いのデザイン】課題と問題、問題を捉える思考法
第4回 【問いのデザイン】課題の定義〜要件の確認、目標の精緻化、阻害要因の検討
第5回 【問いのデザイン】課題の定義〜目標の再設定、課題の定義
第6回 【問いのデザイン】課題の定義〜《各自の定義した課題の確認》
第7回 ワークショップデザイン【創る活動】【知る活動】【導入】【まとめ】の作成
第8回 ワークショップで用いる基本手法
 ブレインストーミング、親和図法、バリューグラフ、マトリクス法、SWOTなどデザインしたワークショップ・プログラムの確認
第9回 合意形成ワークショップ・プログラムの確認
第10回 合意形成ワークショップの運営〜ファシリテーション
 Google Jamboardを用いた対話の見える化
第11回 合意形成ワークショップの実践《グループ①》
第12回 合意形成ワークショップの実践《グループ②》
第13回 合意形成ワークショップの実践《グループ③》
第14回 合意形成ワークショップの実践《グループ④》
第15回 合意形成ワークショップの振り返り
 リモート時代、AI時代の合意形成
授業外学習の課題 合意形成を図るテーマの発見と定義、ワークショップのデザインやプログラムの構築、関連するリサーチを、各自が授業外で行うことが必要。これには、それぞれ、60分以上の時間をかけること。
履修上の注意事項 授業は、【対面授業】で行いますが、課題提示や資料提供に関しての連絡等は、MoodleとGoogle Classroom で行います。
また、ワークショップデザインの内容等の提出や指導もMoodleとGoogle Classroom で行います。

各自が合意形成する課題を定め、その合意形成を図るワークショップをデザインし、実際の運営(実践)まで行う授業です。
成績評価の方法・基準 合意形成ワークショップのデザイン(60%)、合意形成ワークショップの運営(20%)、運営したワークショップのふり返りレポート(20%)より総合的に評価する。
ワークショップのデザインについては第9回、運営したワークショップについては第15回の授業にてフィードバックします。振り返りレポートについては、Classroomを通じて提出後にフィードバックします。
テキスト 使⽤しない(適宜、資料等を配付予定)。
参考文献 「問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション」安斎勇樹・塩瀬隆之(著)、学芸出版社(2020)
「ワークショップデザイン  第2版」山内祐平・森 玲奈・安斎勇樹 (著)、慶應義塾大学出版会(2021)
「問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術」安斎勇樹 (著)、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2021)
「イノベーション対話ガイドブック」慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
「Graphic Recorderー議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書」清水淳子、ビー・エヌ・エヌ出版社(2017)
主な関連科目 ソーシャルイノベーション論、地域コミュニケーション、都市・地域戦略論
⽣涯学習⽀援論Ⅰ・Ⅱ、社会教育経営論Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時相談に応じます。⼤学メールにてコンタクトください。
また、授業終了時にも対応します。
URLリンク e-learning社会資本整備における市民合意形成コース
URLリンク ワークショップで用いる基本手法解説書
URLリンク オープンデータ研修ポータル

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部地域行政学科(行政領域) FGRA20403 2018~2022 2・3・4