授業コード | 70008315 | クラス | 15 |
科目名 | 基礎演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 三浦 浩之 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | リサーチ・ドリブン・イノベーション(リサーチによる新たな選択肢の獲得) |
授業の概要 | 止まらない気候変動と災害の多発に甚大化、日本が一歩先を行く超高齢化社会と人口減少、安心して出産し子育てできない社会、膨れ上がる社会保障費、老朽化が進む社会インフラ、先進国なのに相対的に高い貧困率、希薄化・孤独化するコミュニティ、広がる教育格差、伝統・文化の継承、見直しが必要なローカル経済、などなど、今、私たちは様々な社会課題(ローカルには地域課題)に直面しています。 これら課題に対して、個々・個別に対応する手段もありますが、それは根源的な解決にはならず、また、新たな課題を招くことにもなります。必要なのは、思想や価値観のレベルまでさかのぼって社会のあり方を変革することです。制度や文化、社会規範において新たな価値・新たな文化を創出していくことが求められているのです。これが『ソーシャルイノベーション』です。 本演習では、具体的な社会・地域問題を『ソーシャルイノベーション』により解決する第一歩として、その社会・地域問題について《リサーチ》を行います。これによって、『ソーシャルイノベーション』を進めるための課題について、新たな選択肢を獲得していきます。 |
学習の到達目標 | 丁寧なリサーチに裏づけされた、ソーシャルイノベーションを進めるための課題(新たな選択肢)を発見すること。 これは、地域プロジェクトAで取り組むプロジェクトや合意形成論で取り組むテーマを発見することにもなります。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンスーなぜ「リサーチ」なのか |
第2回 | リサーチ・ドリブン・イノベーションとは何か①(イノベーションの阻害要因) | |
第3回 | リサーチ・ドリブン・イノベーションとは何か②(イノベーションでの創造的自信) | |
第4回 | リサーチ・ドリブン・イノベーションとは何か③(その特徴) | |
第5回 | 問いを立てる①(2つのアプローチ) | |
第6回 | 問いを立てる②(具体的な手順) | |
第7回 | 「問い」についてのプレゼン | |
第8回 | データを集める①(“良い”データに必要なこと) | |
第9回 | データを集める②(データの種類と活かし方) | |
第10回 | データを集める③(データ収集方法) | |
第11回 | データを解釈する①(データを読み解く5つの視点) | |
第12回 | データを解釈する②(ワークショップの進め方) | |
第13回 | データを解釈するワークショップの実践① | |
第14回 | データを解釈するワークショップの実践② | |
第15回 | ソーシャルイノベーションを進めるための課題(新たな選択肢)のプレゼンテーション |
授業外学習の課題 | リサーチや新たな選択肢を発見するためのワークショップのデザインは、授業時間外で行ってもらいます。これには、各回、90分程度が必要です。 |
履修上の注意事項 | リサーチ・ドリブン・イノベーションの手法を理解した上で、各自が現地調査を含むリサーチ(データ収集、解釈)を実践していきます。 授業に関する連絡はMoodleシステムあるいはGoogle Classroomを利用して行います。また、「問い」やデータ調査・分析結果等の提出や、それらへの指導にはMoodleあるいはGoogle Classroomを活用します。 |
成績評価の方法・基準 | 立てた問い(20%)、データ収集(20%)、データ解釈(20%)、課題(新たな選択肢)のプレゼンテーション(40%) 以上を総合的に評価します。 |
テキスト | 安斎勇樹・小田裕和著、Research Driven Innovation リサーチ・ドリブン・イノベーション、翔泳社(2021) |
参考文献 | 筧裕介著、持続可能な地域のつくり⽅ 未来を育む「⼈と経済の⽣態系」のデザイン、英治出版(2019) 筧裕介著、⼈⼝減少×デザイン 地域と⽇本の⼤問題を、データとデザイン思考で考える。、英治出版(2015) 筧裕介著、ソーシャルデザイン実践ガイド 地域の課題を解決する7つのステップ、英治出版(2013) |
主な関連科目 | ソーシャルイノベーション論、合意形成論、行政特論A地域資源創造論)、行政特論B(公共空間創造論)、都市・地域戦略論、⽣涯学習⽀援論Ⅰ・Ⅱ、社会教育経営論Ⅰ・Ⅱ、地域プロジェクト、グローカル・プロジェクトA・B |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
随時相談に応じます。⼤学メールにてコンタクトください。 さらに、授業終了後にも、時間を設けます。 |
URLリンク | 社会課題解決中マップ |
URLリンク | オープンデータ研修ポータル |
URLリンク | オープンデータの「データカタログサイト」 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP20801 | 2018~2022 | 2 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA20801 | 2018~2022 | 2 |