授業コード 70008313 クラス 13
科目名 基礎演習 単位数 2
担当者 澤 俊晴 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 裁判から学ぶ行政
授業の概要 国や都道府県、市町村が行う活動は、外交、防衛、防災、まちづくり、地方創生、過疎対策、水道供給、医療提供体制整備、感染症対策、生活保護、被爆者援護など、非常に広範囲です。その中で、企業や住民と争いになることも少なくありません。
この演習では、国、都道府県、市町村といった行政の活動に起因する裁判を取り上げます。
演習の進め方は、まず、各自が担当する判例をあらかじめ決定します。次に、担当の判例について調べた内容を、順次、報告してもらいます。報告回数は、各自2回程度の予定です。報告を受けて、皆で議論をします。教員が司会をし、適宜コメントをします。
学習の到達目標 行政の活動を法律的な側面から理解し、議論することができるようになることを目指します。
授業計画 第1回 ガイダンス(自己紹介、授業の進め方など)
第2回 法律・条例の読み方、裁判制度など
第3回 行政手続法の解説
第4回 行政救済法の解説
第5回 工場誘致施策変更事件ほか(法の一般原則)
第6回 旧監獄法施行規則事件ほか(行政立法)
第7回 マクリーン事件ほか(行政裁量)
第8回 個人タクシー事件ほか(事前手続)
第9回 一級建築士免許取消処分事件ほか(理由提示)
第10回 教育施設負担金返還請求事件ほか(行政指導)
第11回 宝塚市パチンコ条例事件ほか(行政上の強制手段)
第12回 非番警察官強盗殺人事件ほか(国家賠償法1条)
第13回 大東水害訴訟ほか(国家賠償法2条)
第14回 病院開設中止勧告事件ほか(抗告訴訟の対象)
第15回 保育所廃止条例事件ほか(処分性)
授業外学習の課題 各自、毎週、報告者が報告する判例をあらかじめ読んできてください。
報告者は、報告用レジュメを作成してきてください。
履修上の注意事項 授業計画は、履修者数によって変更することがあります。
成績評価の方法・基準 報告内容40%、演習への参加態度30%、レポート30%
5回以上の欠席は原則不可になります。
テキスト なし。
判例を適宜配付します。
参考文献 適宜指示します。
主な関連科目 地方自治法、行政法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メール及び対面(授業後)により対応します。
メールアドレスは、初回の授業で提示します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP20801 2018~2022 2
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA20801 2018~2022 2