| 授業コード | 70005800 | クラス | |
| 科目名 | 地域研究特論Ｂ（東南アジア） | 単位数 | 2 |
| 担当者 | 板谷 大世 | 履修期 | 前期授業 |
| カリキュラム | ＊下表参考 | 配当年次 | ＊下表参考 |
| 授業題目 | 地域研究特論Ｂ（東南アジア）・東南アジア研究 Southeast Asian Studies |
| 授業の概要 | ・世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシア、敬虔な仏教徒の国家であるタイ、ヒンズー教徒が多数を占めるバリ島、カトリック教徒が８割を占めるフィリピン、このように宗教だけを見ても東南アジアは多様性に富んでいます。また経済的に見てもミャンマーやカンボジアなどと、ブルネイやシンガポールとの間には100倍近い経済的な格差もあります。政治的にも、独立以来、議会制民主主義を大切にしてきた国もあれば、20年近く国会が停止されていた国もあります。こうした多様性をもって、東南アジアは政治経済的に「東西対立と南北問題の接点」であり、文化的には「文化の十字路」に位置している、ともいわれます。 ・本講義では政治・経済・文化の面において多様性をもつ東南アジア諸国の理解と、東南アジアを地域として把握することを目指します。 |
| 学習の到達目標 | ・東南アジアは多様な性格をもった国々からなる地域であることを理解すると同時に、多様性の中にある共通性についても理解できるようになる。 ・植民地国家としての歴史が、独立後の社会と政治に与えた影響について理解できるようになる。 ・米中ソといった大国が、東南アジア地域に与えた影響について理解ができるようになる。 |
| 授業計画 | 第１回 | ・オリエンテーション |
| 第２回 | ・東南アジアと日本の占領 | |
| 第３回 | ・東南アジアと植民地支配 | |
| 第４回 | ・東南アジアと中国について | |
| 第５回 | ・インドネシアの社会と政治 | |
| 第６回 | ・マレーシアの社会と政治 | |
| 第７回 | ・シンガポールの社会と政治 | |
| 第８回 | ・フィリピンの社会と政治 | |
| 第９回 | ・ミャンマーの社会と政治 | |
| 第１０回 | ・ミャンマーに関する映画の紹介(前半) | |
| 第１１回 | ・ミャンマーに関する映画の紹介(後半) | |
| 第１２回 | ・タイの社会と政治 | |
| 第１３回 | ・ベトナム、カンボジア、ラオスと国際政治（前半） | |
| 第１４回 | ・ベトナム、カンボジア、ラオスと国際政治（後半） | |
| 第１５回 | ・東南アジアとＡＳＥＡＮ |
| 授業外学習の課題 | ・講義終了後にその内容を振り返り「復習ノート」にまとめてMoodleで提出する。授業外学習時間は30分から60分程度です。 |
| 履修上の注意事項 | ・Moodle上にて履修者登録を済ませて下さい。 ・「復習ノート」はMoodleからダウンロードできる、指定されたWordファイルを利用して下さい。 ・「復習ノート」はMoodleを利用して提出して下さい。電子メール等では提出できません。提出の締め切りは講義終了３日後（金曜日）の18時です。 ・「復習ノート」の提出期限の延長はできません。ネットワーク障害等が発生する可能性なども考慮して、早めの提出をお勧めします。 ・「復習ノート」は必ず講義に出席した上で提出して下さい。出席が確認できない（ICリーダー等での記録がない、出席システム不具合届が講義開始時に提出されなかった）場合、その講義に関する「復習ノート」は提出回数のカウントおよび採点の対象外とします。 |
| 成績評価の方法・基準 | ・定期試験は実施しません。「平常の成績(平常点)」により成績評価を行います。 ・平常点は授業への参加度（６０％）と受講態度（４０％）を基本とします。参加度は「復習ノート」の内容、受講態度は「復習ノート」の提出回数から判断します（出席回数ではありません）。なお、単位を取得するためには、参加度と受講態度においてそれぞれで６０％以上の評価を受けることが必要です。何れかが６０％未満の場合は「不可」となります。 ・成績評価方法の詳細については、第１回目の講義の際に説明します。 |
| テキスト | ・テキストは指定しません。 |
| 参考文献 | ・清水一史、田村慶子、横山豪志(編著)、『東南アジア現代政治入門［改訂版］』ミネルヴァ書房、2018年。 ・岩崎育夫、『入門 東南アジア近現代史』講談社現代新書、2017年。 ・川中豪・川村晃一(編著)、『教養の東南アジア現代史』ミネルヴァ書房、2020年。 ・山本信人(監修)、『東南アジア地域研究入門１?４』慶應大学出版会、2017年。 など |
| 主な関連科目 | |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・質問や相談は講義終了時に対応します。 ・「復習ノート」のフィードバック方法：代表的な内容や特色のある意見を抜粋して紹介し講評します。個別対応が必要なフィードバック（復習ノートの記入方法の間違いなど）に関してはMoodleを利用して個別に返信します。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
| 国際コミュニティ学部国際政治学科（地域研究領域） | FGGP30507 | 2018～2022 | 3･4 |