授業コード | 70005100 | クラス | |
科目名 | 文明論研究 | 単位数 | 1 |
担当者 | 王 偉彬 | 履修期 | 第4学期 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 比較文明学の視点から見た中国文明・西洋文明・日本文明 |
授業の概要 | 世界に多くの文明が存在しているが、これまで、滅んだり、文化的連続性が断ち切ったりするものが多い。四大文明(メソボタミヤ文明・エジプト文明・インダス文明・中国文明)の中で、唯一文化的連続性を保ってきたのは中国文明である。 中国文明は存続してきたものの、興隆と衰退を繰り返し、外敵に滅ぼされたことがある。しかし、中国の文化的連続性が断ち切ることはなかった。 近代以後、中国文明が再び衰退の時期に入り、外国の侵入により半植民地状態になった。一方、近世以降、諸文明の中で急成長し、世界に大きな影響を与えたのは西洋(近代)文明である。産業革命以後、資本主義を経済システムとし、自由・民主・人権などを理念として西洋文明は世界を席巻してきた。 近年、EUやアメリカは時々経済的不況や金融危機に陥っていたがが、西洋文明がもう終焉になるのではないかという議論が浮上している。 それと対照的に、近代以後衰退した中国は、20世紀末期から再び「中国の台頭」を見せて、高度経済成長を続け、2010年にGDPを世界の第2位に躍進した。「21世紀が中国の世紀」ともいわれるが、中国文明の再起が可能であろうか。 また、冷戦終結後、西洋文明とイスラム文明との衝突が起き、文明間の衝突が避けられないだろうという議論が盛んに行われている。 さらに、これまで、周辺文明として位置づけられた日本が、20世紀末期から独自の文明として議論されるようになった。日本文明とは何か。他の文明と比べると日本文明はどのような特徴があるか。 比較文明の視点から中国文明、西洋文明及び日本文明等を解説する。 |
学習の到達目標 | 文明の基礎知識や文明論研究の意義が分かるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション、世界の主要文明と四大文明 |
第2回 | 中国文明の形成と発展 | |
第3回 | 中国文明の興亡と特徴(1) 統合と分裂 | |
第4回 | 中国文明の興亡と特徴(2) 漢民族と北方民族の政権交替 | |
第5回 | 西洋文明の勃興 | |
第6回 | 西洋文明の特徴 | |
第7回 | 世界から見た「日本文明」 | |
第8回 | 文明問題の総合検証 (受講生の理解度により授業計画を変更する場合がある) |
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第9回 | ― | |
第10回 | ― | |
第11回 | ― | |
第12回 | ― | |
第13回 | ― | |
第14回 | ― | |
第15回 | ― |
授業外学習の課題 | 教材や配布資料を30分~1時間程度予習と復習することが望ましい。 |
履修上の注意事項 | 対面授業を行う(コロナ感染防止のため非対面授業に切り替えた場合は、オンデマンド〈Moodle利用〉授業へ変更する)。 |
成績評価の方法・基準 | 平常点(課題及び授業への取り組み等。なお、欠席は減点) 50% 期末試験 50% |
テキスト | ①中園和仁編『中国がつくる国際秩序』(ミネルヴァ書房、2013年5月)(部分利用) (「政治と社会〈中国〉、「東洋史」、「東洋政治外交史」等の授業で同じテキストを使用する〈使用部分は異なる〉) ②授業資料 |
参考文献 | 適宜に紹介する。 |
主な関連科目 | 総合教養講義a(中国の歴史と社会)、 東洋政治外交史 政治と社会(中国) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
①質問はメール(wangwb@shudo-u.ac.jp)で受け付けます。 ②相談する場合はメールで連絡してください。 ③試験やレポートについてのコメント(またはフィードバック)は授業時間中に行い、授業以外はMoodleまたはメールにて行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | FGGP30504 | 2018~2022 | 3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学科連携科目) | FGRA30703 | 2018~2022 | 3・4 |